まいばすけっと株式会社は、首都圏で展開されている都市型小型スーパーマーケット「まいばすけっと」を運営するイオングループの会社です。
コンビニと似たお店ですがコンビニと異なるのは書籍や店舗で作るスナック類の販売が無いこと、生鮮食品も扱っていることがあげられます。
なお、北海道札幌市でも「まいばすけっと」が運営されていますが札幌市のまいばすけっとは、同じイオングループでも別会社であるイオン北海道株式会社が運営しています。
店舗は「まいばす」という名称で呼ばれることが多いです。
まいばすけっと株式会社 詳細
- 社名:まいばすけっと株式会社
- メイン業務内容:小売業(スーパーマーケット)
- 主なブランド(店舗名):まいばすけっと
- 展開地域:東京・神奈川・千葉・埼玉
- 本社所在地:〒261-8515 千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1
- 代表電話番号:非公開
- 株式上場:非上場
- 会長:-
- 社長:岩下 欽哉(~2021年2月まで古澤 康之)
- 設立:2011年9月21日
- イオン株保有率:約97%(3%はイオンリテール株式会社)
- 公式サイト:https://www.mybasket.co.jp/
- Wikipediaで確認する
- 株価確認(Yahoo!):-
なお本社とは別に本部があります。
本部:〒221-0821 神奈川県横浜市神奈川区富家町1-1
本部の住所は、イオンリテール株式会社 南関東カンパニーと同じです。
まいばすけっと株式会社・特徴と差別化
まいばすけっと株式会社が運営する「まいばすけっと」は1055店(2023年2月現在)ほどとなっています。
店舗の大きさはコンビニとほぼ同じくらい、大きいところでは約2倍くらいのところが多くなっています。
2005年にイオンにおいて「まいばすけっと事業部」が発足し、1号店「まいばすけっと新井町店」をオープンさせます。
2011年9月には分社して「まいばすけっと株式会社」を設立します。2022年1月には1000号店を達成し、現在は2000店舗を目指しています。
都内であまり店舗を持っていなかったイオンが時代にあった形で都内でのイオンのシェアを大きくするために行っていると言えます。
生鮮食品も扱うコンビニ的な都市型スーパー
まいばすけっとは都市型小型食品スーパーと言われている通り、スーパーであり生鮮食料品も展開していることが特徴です。
生鮮食品といっても魚は塩干魚や少し日持ちするお刺身(マグロのたたき等)くらいで充実はしていません。
生鮮食料品を扱うスーパーなので、割引シールによる割引も行っているのが特徴的ですが、お惣菜・お弁当に関して言えばコンビニの展開に近く、ほぼ割引は行われていません。
コンビニでよく見かける雑誌コーナーはほぼ無く、スイーツコーナーも充実はしていませんが、冷凍食品は他のコンビニよりも充実しています。
24時間営業は無い
まいばすけっとの競合はコンビニになることもありますが、まいばすけっとは24時間営業はなく、長くても7:00~24:00という営業時間になっていることが多くなっています。
都市型で駅前にも多いまいばすけっとですが、社員には優しいのかもしれません。
セルフレジの導入
まいばすけっとの一部店舗ではセルフレジの導入が進んでいます。
ただし下記の場合はセルフレジは使えません
- ただし値引きシールの商品が含まれている
- アルコールが含まれた商品(酒類・みりん)がある
- タバコがある
年齢確認が必要なものはわかるのですが、値引きシールはイオンと同じように専用バーコードタイプにすれば解決出来るのですが、手間がかかる分、出来ないのでしょう。
イオン銀行ATMの普及率が低い問題
まいばすけっとはイオングループの店舗ですが、イオン銀行のATMが設置してある割合は、3~4割程度となっており、イオンの看板が見えてイオン銀行のATMがあるはず!と思っていくとがっかりすることがあります。
フランチャイズ制ではなく直営
まいばすけっとの最大の特徴は、コンビニに近い店舗なのに直営店が基本となっています。
通常、コンビニは直営ではなくフランチャイズ形式で店舗数を増やしていきますが、まいばすけっとはフランチャイズ制度は行っていません。
噂ではフランチャイズ店が出来てきているということですが、定かではありませんし公式サイトでも、そのようなことは書かれていません。
噂の出所は、Yahoo!知恵袋ですが、2018年のことであり数年も経過しているのに、フランチャイズを行っているのなら、そろそろマニュアル化されて募集を行っているはずなので、適当に書かれたものだと思われます。
そもそもフランチャイズ化したら、まいばすけっとのビジネスモデルが崩壊します。
北海道札幌市のまいばすけっととの違い
関東のまいばすけっとは、まいばすけっと株式会社が運営していますが、北海道札幌市のまいばすけっとは、イオン北海道株式会社が運営しています。
違いは、セール内容やボーナスポイントの言い方などで違いはあるものの、それほど大きな違いはありません。
千葉や埼玉にも展開・まいばすけっとのビジネスモデルと戦略
2020年までは、東京と神奈川だけの展開でしたが、2021年以降、千葉県や埼玉県への展開を開始しています。
現時点(2023年2月)では千葉県は市川市のみ、埼玉県は川口市と戸田市のみ、神奈川県は横浜市と川崎市、大和市のみです。
まいばすけっとは、直営店のメリットを最大限に活かしたドミナント戦略を行っているので、まずは1つ1つの市で圧倒的なシェアを取ってから近隣の市に拡大していくものと思われます。
恐らく市川市で目処がたったら、船橋市か習志野市、もしくは松戸市に拡大していくものと思われます。
川口市・戸田市のまいばすけっとも、恐らく蕨市・浦和市・草加市に拡大していくものと思われます(川口市内で蕨駅近くには出店しています)。
ドミナント戦略とは、チェーンストアが地域を絞って集中的に出店する経営戦略のことです。ある地域内における市場占有率を向上させて独占状況を目指す経営手法です。
コンビニもドミナント戦略を行ってはいますが、コンビニはフランチャイズ制が基本のため、1店舗1店舗が黒字になることを前提にしています。
もっとも黒字化しなくても、店舗数が増えればフランチャイズ制は店舗が赤字でも一定のロイヤリティを企業に収めなければいけない仕組みであり、運営会社が絶対に儲かる仕組みのため、批判される場合も多く、度々問題になっています。
まいばすけっとは、基本的に直営のため、赤字の店舗があっても周りの店を含めてトータルで黒字化出来れば良いので、コンビニ以上に近隣に店舗を作ることが出来るため、徹底的なドミナント戦略が可能です。
- コンビニ=フランチャイズ制:基本的に店長は個人事業主・中小企業の社長なので赤字だと経営が成り立たない
- まいばすけっと=直営:店長(もしくはエリアマネージャー)は社員なので、赤字でも給料は出る
ただドミナント戦略をされてしまうと、コンビニの売上が低迷して、撤退も考えられるため、残るのがまいばすけっとのみという危険性もあります。
そしてその後は、不採算店舗を閉店していくので、店舗数は減っていくと思いますが、当分先のことです。
出店のペースが鈍るまいばすけっと
まいばすけっとが注目されはじめた2017年頃から、毎年100店舗近いペースで出店が続いていましたが、2022年は54店舗ほど増えただけで、出店のペースは鈍化しています。
それに伴い売上も鈍化しています。
また撤退(閉店)も増えており、2021年までのようなハイペースでの伸びは見られません。
今後、店舗数を増やすか、取り組むサービスを拡大するか、どちらかへの舵取りが必要になると思われます。
例えば、北海道札幌市の「まいばすけっと」はイオン北海道が運営していることで、札幌市のイオンのネットスーパーの荷物の受け取りが出来るようになっています。
まいばすけっとでの受け取りだと送料がかからないので、利用する人もいます。
関東のまいばすけっと株式会社も、イオンリテール等と組んで、イオンネットスーパーの受取店となるようにすれば、更に利用者も増えていくと思うのですが、会社が異なると難しいのでしょうね。
まいばすけっとのセール・割引(首都圏店舗)
イオングループのスーパーマーケットですが、毎月20・30日のお客さま感謝デーでの5%OFFは実施していません。
またチラシもほぼ発行していません。
それ以外のイオンの割引・セールである下記のものは実施しています。
- イオンカード支払いでいつでもWAON POINTが2倍
- 会員登録済みWAON支払いでいつでもWAON POINTが2倍
- 毎月10・20・30日はイオンカードならWAON POINTが5倍
また記念セール(◯店舗達成記念等)ではWAON POINT5倍・10倍等のセールが行われることもあります。
ボーナスポイント(まいばすポイント)対象でポイントボーナス支給
まいばすけっとでは、特定商品を購入するとポイントが貯まる「まいばすポイント」が行われています。
イオンカード、WAONで購入するとWAON POINTがもらえます。JMB WAONであれば、半分のマイルが貯まります。
まいばすけっとでお得なイオンカード
まいばすけっとで一番お得なイオンカードはイオンカードセレクトです。
イオンカードセレクトでWAONにオートチャージ設定しておけばオートチャージでもポイントが貯まり、最大合計で1.5%のポイント還元率となります。
普段からまいばすけっとで買物をするという人であれば、おすすめです。
ただしまいばすけっとでタバコを購入する場合、WAONで購入するとポイントが貯まらないので、その場合はイオンカードで購入するとポイントが貯まるので、イオンカードでの購入がおすすめです。
まいばすけっとへの就職・アルバイト・パート
まいばすけっとでは新卒、転職での社員を募集しています。
詳しくは専用ページをご覧ください。
またアルバイト・パートも随時募集を行っています。詳しくは専用ページをご覧ください。
ただまいばすけっとが出来て間もない時、イオンがまだ運営していた時代は、島流し&過酷な労働条件と揶揄されていたよ。
実際に2010年くらいまではかなりブラックな職場だったようだけど、今はかなり改善された様子。
以上、まいばすけっと株式会社についてでした。
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