イオングループのスーパーマーケットはいろいろありますよね。マックスバリュに光洋にマルナカ、まいばすけっと、カスミ、マルエツ etc…
その中でも一番安いと言われているのが「ザ・ビッグ」ですが、よく利用している!という人と全く知らない、という人が割といるスーパーです。
その理由は、17府県でザ・ビッグが無いからです。
ザ・ビッグが無い府県、そしてどれぐらい安いのか、詳しく説明します。
ザ・ビッグとは
ザ・ビッグはイオングループが手掛けるディスカウント型スーパーマーケットです。
EDLP(Every Day Low Price=毎日がお得)というコンセプトで、イオンやマックスバリュ等、他のイオングループのスーパーマーケットよりも安いことで人気を博しています。
もちろん価格は他のイオングループのスーパーマーケット同様、地域・エリアによって異なりますが、同一市内・同一エリア内に、イオン、マックスバリュ、ザ・ビッグがあった場合は、ザ・ビッグが一番安くなっています。
例えば、イオンのトップバリュ商品でも、イオンが158円、マックスバリュが157円なら、ザ・ビッグは155円というように一番安くなっていることがあります。
端数は地域により異なりますが、イオンやマックスバリュがあれば1~3円下げてくるのがザ・ビッグです。
ただ陳列は雑です。雑なのは人員を減らし、その分安くしているためです。
綺麗に並んでいるイオンやマックスバリュを選ぶか、雑な陳列でも安いザ・ビッグを選ぶか?となれば、安いザ・ビッグを選ぶ人が多いのではないでしょうか?
ザ・ビッグは17府県に無い
イオンやマックスバリュよりも安いザ・ビッグ、それならもっと話題になっても良いのにあまり話題になりません。
その理由はイオンやマックスバリュに比べると店舗数がまだ少ない上に、17府県で1店舗も展開していないからです。
現在の各都道府県別の店舗数は下記の通りです。
No. | 都道府県 | 店舗数 | No. | 都道府県 | 店舗数 |
1 | 北海道 | 19 | 25 | 滋賀県 | 6 |
2 | 青森県 | 2 | 26 | 京都府 | 0 |
3 | 岩手県 | 0 | 27 | 大阪府 | 0 |
4 | 宮城県 | 19 | 28 | 兵庫県 | 2 |
5 | 秋田県 | 9 | 29 | 奈良県 | 3 |
6 | 山形県 | 2 | 30 | 和歌山県 | 0 |
7 | 福島県 | 8 | 31 | 鳥取県 | 1 |
8 | 茨城県 | 0 | 32 | 島根県 | 0 |
9 | 栃木県 | 4 | 33 | 岡山県 | 9 |
10 | 群馬県 | 0 | 34 | 広島県 | 9 |
11 | 埼玉県 | 1 | 35 | 山口県 | 12 |
12 | 千葉県 | 0 | 36 | 徳島県 | 3 |
13 | 東京都 | 1 | 37 | 香川県 | 4 |
14 | 神奈川県 | 7 | 38 | 愛媛県 | 3 |
15 | 新潟県 | 0 | 39 | 高知県 | 0 |
16 | 富山県 | 0 | 40 | 福岡県 | 14 |
17 | 石川県 | 0 | 41 | 佐賀県 | 9 |
18 | 福井県 | 0 | 42 | 長崎県 | 0 |
19 | 山梨県 | 13 | 43 | 熊本県 | 4 |
20 | 長野県 | 15 | 44 | 大分県 | 0 |
21 | 岐阜県 | 8 | 45 | 宮崎県 | 0 |
22 | 静岡県 | 16 | 46 | 鹿児島県 | 0 |
23 | 愛知県 | 10 | 47 | 沖縄県 | 8 |
24 | 三重県 | 11 | 合計 | 232 |
*2021年3月2日現在
東北エリアは岩手県を除き、それなりにあるものの、関東エリアは神奈川県と栃木県を除き、ほぼ無し
北陸エリアは0店舗、京都府・大阪府も0店舗、九州エリアでも4県でありません。
岩手県・茨城県・群馬県・千葉県・新潟県・富山県・石川県・福井県・京都府・大阪府・和歌山県・島根県・高知県・長崎県・大分県・宮崎県・鹿児島県は0店舗です。
こうなってくると、ザ・ビッグを知らない人が多いのも致し方ないところです。
ザ・ビッグが増えそうも無い北関東と北陸エリア
でも、どうしてこんなに地域で偏っているのか、理由はもちろんイオンの上層部しかわかりませんが、ある程度は予想出来ます。
北関東エリアは、U.S.M.Hに配慮?
関東エリアにはイオングループでスーパーマーケットを展開している会社がいくつかありますが、強いのはU.S.M.H(ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社)です。
U.S.M.Hは、マックスバリュ関東株式会社、株式会社カスミ、株式会社マルエツの3社を支配下に置く会社です。
そこにザ・ビッグを割り込ませることは、反目しあって、お互いに潰し合ったりして、イオンにとってはメリットが無く、現状それなりに市場のシェアが高いから、無理してディスカウントタイプのスーパーマーケットを展開しなくても良いと考えているのかもしれません。
何より関東エリアには株式会社ビッグ・エーという同じディスカウント形式のスーパーマーケットが既にあり、わざわざそこに競合となるザ・ビッグを作る意味合いがイオンには無いからだと思います。
北陸エリアはわからない
北陸エリアに出店していない理由は今ひとつ分からないのですが(福井県にはイオンすら無いのと出店しにくい県なので無いのはわかりますが)、富山・石川・新潟に無いのはちょっとわかりません。
マックスバリュ北陸や清水商事株式会社のように地元意識が強いイオンの会社のため反対されているのかな?と予想することは出来ますが。
九州は今後増えるかも
九州エリアのザ・ビッグは、イオン九州が運営しており、イオンもマックスバリュもイオン九州が運営しているので、今後九州エリアで多く出店していくのではないかと思っています。
北海道はイオン北海道がイオンもマックスバリュもザ・ビッグも運営していますが、北海道ではザ・ビッグが増えてきていますから。
ザ・ビッグを運営している会社
ザ・ビッグを運営している会社は地域により異なります。
- 北海道:イオン北海道株式会社
- 北東北:イオン東北株式会社
- 南東北:マックスバリュ南東北株式会社
- 関東:イオンビッグ株式会社
- 関東の一部(埼玉):イオンリテール株式会社
- 北信越:マックスバリュ長野株式会社
- 関西・三陰三陽・四国:マックスバリュ西日本株式会社
- 九州:イオン九州株式会社
- 沖縄:イオン琉球株式会社
上記のように運営会社が異なることもあり、価格による地域差があります。
そもそも何で関東はすべてイオンビッグ株式会社に移管しなかったのかが不思議ですが。
ザ・ビッグでお得なイオンカード
ザ・ビッグでよりお得なイオンカードは何か?と言えばイオンカードセレクトが一番お得です。
基本的にザ・ビッグも20日・30日のお客さま感謝デーを実施しています。
また、いつでも「ときめきポイント2倍」対象店舗にもなっています。G.G感謝デーもザ・ビッグは対象です。
地域により細かいセール・特売日の差はあるものの、イオンやマックスバリュと同じような内容なので、イオンカードがお得です。
イオンカードセレクトは、イオン銀行からの口座引き落としにしか対応していないため、イオン銀行は使いたくない、使えないという方は下記参考記事を見てもらうと、あなたにとってお得なイオンカードがわかります。
以上、イオングループのスーパーで一番安い「ザ・ビッグ」についてでした。
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