イオンゴールドカードは、年間のカードショッピングが50万円以上の方にのみ発行される年会費無料のゴールドカードです。
イオンゴールドカードはどうすれば手に入れられるのか、裏ワザ的な方法も含めてイオンの元社員が詳しく説明していきます。
イオンゴールドカードはインビテーション制&年会費無料
イオンゴールドカードは申し込んで作れるクレジットカードではありません。
イオン側から
「あなたはゴールドカードを持つのにふさわしいので、イオンゴールドカードにしませんか?」
という案内が来て初めてイオンゴールドカードに出来ます。
言い換えればイオン側からゴールドカードにしませんか?という招待が無い限りイオンゴールドカードを持つことは出来ません。
基本的にはイオン側からイオンゴールドカードにしませんか?という内容のDM(ダイレクトメール)が送られてきたら「暮らしのマネーサイト」で切替を行います。
また1度イオンゴールドカードが送られて来たら、滞納による強制退会を除き、永年ゴールドカードのままとなります。
そして嬉しいのがゴールドカードだけど、発行手数料・年会費が無料だということです。
ゴールドカードで年会費無料というのは非常にお得です。
イオンゴールドカードを持つための条件とポイント
イオンゴールドカードを持つための条件はいくつかありますが、公式サイトが公表している条件は下記の通りです。
- イオンカードで対象のカードを持っていること
- 目安として1年間のカードのショッピング利用金額が50万円以上
- イオン銀行で住宅ローンを契約して「イオンセレクトクラブ」に入る
上記のうち1番と2番の組み合わせか、3番ならそれだけで発行されます。
上記以外でネットでよく言われているのが下記のものです。
- イオンカードの利用金額が500万円を超えた方
- イオン銀行の定期預金残高が500万円以上(2ヶ月間続けて)
- イオン銀行の投資信託の残高が100万円以上
- イオンの株式を大量に保有している方
上記の条件は経験談的に話されていることですが、イオンフィナンシャルサービスの案内では無いので、あくまでも可能性の話に過ぎません。
最初の公式サイトで公表されている3つの条件についてもう少し詳しく説明します。
イオンゴールドカードにステップアップ出来るカードは10種類のみ
イオンゴールドカードはどんなイオンカードでも年間50万円以上使っていれば届く訳ではありません。
イオンゴールドカードにステップアップ出来るカードは11種類(実際は10種類)のみです。
- イオンカード
- イオンカード(WAON一体型)
- イオンカード(WAON一体型/ミッキーマウス デザイン)
- イオンカード(WAON一体型/トイ・ストーリー デザイン)
- イオンカード(WAON一体型 G.Gマーク付)
- イオンカード(WAON一体型 G.Gマーク付/ミッキーマウスデザイン)
- イオンカードセレクト
- イオンカードセレクト(ミッキーマウス デザイン)
- イオンカードセレクト(トイ・ストーリー デザイン)
- イオンカードセレクト(G.Gマーク付)
- イオンカードセレクト(G.Gマーク付/ミッキーマウスデザイン)
上記の内、一番上の「イオンカード」は現在一般には発行されていないため、「イオンカード」を除く10種類が対象になります。
絵柄で言えば下記のものとなります。
上記の絵柄がゴールドカードに変更になります。
元々の絵柄のものにしかステップアップは出来ません。
ミッキーマウスデザインならミッキーマウスデザインへ、トイ・ストーリーデザインならトイ・ストーリーデザインへというようになります。
トイ・ストーリーデザインからミッキーマウスデザインや通常のイオンカードのデザインへの変更はできません。
イオンゴールドカードへの一番のステップは年間50万円を使うこと
イオンゴールドカードへの確実なステップアップは年間でイオンカードでショッピングで50万円以上使うことです。
年間で50万円なんて無理!と思うかもしれませんが、それほど無理ではありません。
たしかに1人暮らしだと厳しいのですが2人以上の家族であれば無理ではない数字です。
50万円を12で割ると約42000円です。つまり月々42000円ほど使えば達成出来ることになります。
例えば2人暮らし以上であれば、食品と日用消耗品、インナー等の衣料品であれば月平均3万円を使うのは一般的ではないでしょうか?
そしてボーナス時期にテレビや冷蔵庫等の大型家電を1つ買えば10万円くらいにはなるでしょう。
もしくはスーツ等の仕事着が必要な人なら年に2着くらい少し良いスーツを買えば数万円になりますよね。
そうすると年間で50万円を超えます。
無理な数字では無いことはわかってもらえたと思います。
イオン銀行で住宅ローンを契約して「イオンセレクトクラブ」に入る
実は一番ハードルが高い方法がイオン銀行の住宅ローンの契約だと思います。
家を買うための住宅ローンの審査に通る=それなりに安定した職業且つ割と高収入
ということになりますよね。
イオン銀行で住宅ローンを契約すると「イオンセレクトクラブ」というものに自動で入会出来ます。
このイオンセレクトクラブに入ると自動でイオンゴールドカードセレクト(イオンカードセレクトのゴールド版のみ)が発行されます。
なお、このイオンセレクトクラブのイオンゴールドカードに限り、すごい特典があります。
それは、イオングループの指定の店舗(イオン・イオンスタイル・マックスバリュ・ダイエー等)およびイオンショップ等のネットショップで、いつでも5%OFFになることです。
即時割引ではなく、イオンカードの請求時に5%OFFとなりますが、それでも毎日5%OFFは非常にお得です。
ただ住宅ローンを組むのが大変ですが…
滞納が多かったりリボ払いだとインビテーションが届かない可能性も
イオンカードを年間で50万円以上使っていても、滞納した回数が多かったり、リボ払いを頻繁に使ったり、キャッシングを頻繁に使っているとイオンゴールドカードの招待・案内が届かないという話をよく聞きます。
基本的にはキャッシングは使わず、リボ払いもせず、一括払いか2回払いでイオンカードを使い続けるのが良さそうです。
イオンゴールドカードを持つための裏ワザ的方法
僕もイオンカードゴールドを持っているけど、実は裏ワザ的な方法で手に入れているんだ。
イオンゴールドカードを裏技的に手に入れる方法、それはイオン(イオンリテール等)の社員になることです。
イオンの正社員であれば社員証の代わりにイオンカードゴールドを持つことになります。
仮にイオンを退職したとしてもイオンゴールドカードは1度持つと永年継続なので、一般のイオンゴールドカードに切り替えられて使い続けることが出来ます。
イオンへの入社は年齢が高いと厳しいですが、30歳くらいまでなら比較的転職しやすい会社です。またパートからの社員登用制度もあるので、社員になってイオンゴールドカードを持つ!という方法を試してみるのも…面白くありませんね。
なお以前はイオンゴールドカードでも一般と社員用では少し外見が異なりました。
上記の写真のうち、上が旧デザインの社員用のイオンゴールドカード、下が旧デザインの一般用のイオンゴールドカードです。
何が違うかと言えば下記の違いがあります。
- 社員用イオンゴールドカード=突起が無い・エンボレスタイプ
- 一般用イオンゴールドカード=突起がある・エンボス加工
今は、新デザインでエンボレス・カード表面はナンバーレスになっています。
イオンゴールドカードのメリット・特典
イオンゴールドカードには一般のイオンカードには無い特典があります。
- 国内空港ラウンジ6空港で利用可能
- イオンラウンジの利用が可能
- ショッピングセーフティ保険が年間300万円まで拡大
- 最高支払額5000万円の海外旅行傷害保険が無料つく
- 最高支払額3000万円の国内旅行傷害保険が無料つく
- 家族カードも無料でゴールドカードに
- 国際ブランドがVISA・Mastercardならブランド主催の優待も利用可能
- イオンゴールドカード会員限定の割引クーポンが発行されることがある
- イオンゴールドカード会員限定のキャンペーンが実施されることがある
国内空港ラウンジ6空港で利用可能
イオンゴールドカードを持っていると国内6つの空港ラウンジを無料で使うことが出来ます。
- 羽田空港(計6箇所のラウンジ)
- 成田空港(第2旅客ターミナル IASS Executive Lounge 2)
- 新千歳空港(国内線旅客ターミナルビル スーパーラウンジ)
- 伊丹空港(大阪国際空港 国内線旅客ターミナルビル ラウンジオーサカ)
- 福岡空港(国内線1箇所・国際線1箇所)
- 那覇空港(国内線旅客ターミナル ラウンジ華~hana~)
以前は羽田空港のみでしたが、拡大されました。
空港ラウンジの利用料は1000~1650円くらいの間で、ほとんどがフリードリンク(アルコールは除く)となっており、ゆっくりと寛ぐことが出来ます。
無料のゴールドカードでこの特典があるのは非常に嬉しい点です。
イオンラウンジの利用が可能(ただしあまり意味なし)
イオンゴールドカードを持っていると大きめのイオンの中にある「イオンラウンジ」を無料で使うことが出来ましたが、現在はイオンカード・イオンゴールドカードで年間100万円以上を利用した人のみが利用出来るように改悪されました。
なので、イオンゴールドカードを持っていても必ずしも使える訳ではありません。
ショッピングセーフティ保険が年間300万円まで拡大
イオンカードにはショッピングセーフティ保険という非常にお得なお買物に関する保険がついています。
簡単に説明するとイオンカードのクレジット機能で購入した商品が盗まれたり破損した場合、購入後180日間、最大50万円まで補償します、という内容の保険です。
イオンゴールドカードになると最大50万円が最大300万円までアップグレードされます。
イオンカードのショッピングセーフティ保険が凄すぎるから、わざわざイオンカードで購入する人もいるくらいです。
最高支払額5000万円の海外旅行傷害保険が無料つく
イオンカードで旅行傷害保険がついているのは3種類のみです。
しかしイオンゴールドカードになると旅行傷害保険がついてきます。
イオンゴールドカードの場合、海外旅行傷害保険は利用付帯(イオンゴールドカードで旅行代金や切符を購入することが条件)ですが、旅行中の傷害による死亡・後遺障害で最大5000万円まで補償されます。また傷害や疾病による治療費用も最大300万円となっています。
救援者費用などでも最大200万円となっているのは嬉しいところです。
なお国内で出国前にイオンゴールドカードで旅費用を支払っていることが条件になります。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
最高支払額3000万円の国内旅行傷害保険が無料つく
イオンゴールドカードは国内旅行傷害保険も利用付帯ですが補償されます。
傷害による死亡・後遺障害で最大3000万円が補償されます。
家族カードも無料でゴールドカードに
イオンゴールドカードはクレジットカードの契約者だけではなく家族カードもイオンゴールドカードに切り替わります。
そして家族カードの会員もそのままイオンゴールドカードの特典を受けられます。
*イオンカードセレクトの家族カードは実質的にはイオンカード(WAON一体型)で、イオンゴールドカードになってもイオンカード(WAON一体型)と同じです。
国際ブランドがVISA・Mastercardならブランド主催の優待も利用可能
イオンゴールドカードの国際ブランドがVISAかMastercardであれば、VISAやMastercard主催の優待も利用することが出来ます。
イオンゴールドカード会員限定の割引クーポン(プレミアムパスポート)が発行されることがある
たまにイオンゴールドカード会員限定で、割引クーポンである「プレミアムパスポート」が発行されることがあります。
通常のクーポン・パスポートに加えイオンゴールドカードなら更に割引券が加わることになります。
このパスポートは、サンキューパスポート・バースデーパスポート同様、アプリ「イオンウォレット」もしくはイオン銀行ATMで発行できます。
割引内容は概ねバースデーパスポートと同じですが、マックスバリュではほぼ使えない(地域により使えるところも一部あり)ので、イオンやイオンスタイル、イオンスーパーセンターのみで使えるものとなっています。
イオンゴールドカード会員限定のキャンペーン・セールが実施されることがある
年に1~3回、イオンゴールドカード会員限定のキャンペーン・セールが実施されることがあります。
2020年の12月には2021年2月にオープンするユニバーサルスタジオジャパンの新しいアトラクション「スーパー・ニンテンドー・ワールド」の先行体験抽選会がイオンゴールドカード会員限定で行われました。
またイオンモールでイオンゴールドカード限定で10%OFFのセールが開催されることがあります。直近では2022年11月に行われました。
上記は2022年11月3日(木・祝)から11月6日(日)まで実施されました。
イオンカードだと5%OFFだけど、イオンゴールドカードは10%OFFになるというようなセールです。
イオンゴールドカードにチャレンジしよう!
イオンカードを持つのであれば是非、イオンゴールドカードを持てるようにチャレンジしてください。
またイオンゴールドカードを持つためには年間利用金額がかつては100万円だったものが50万円に減り、イオンゴールドカード限定のセール・キャンペーンも増えてきています。
今後イオンもイオンゴールドカードに更に力を入れていくものと思います。
なお無料で持てるゴールドカードは3種類のみと言われています。
- イオンゴールドカード
- セブンカード・プラス(ゴールド)
- エポスゴールドカード
どれもインビテーション制(招待制)で、利用額が多い方のみに発行されるものです。
カードが派手で使いにくい・・・と言う方もいますが、イオンの従業員はもうイオンゴールドカードに慣れているので、何も気にしません。
イオンで勤めていた立場からすると、ゴールドカードやブラックカード等のプレミアム感のあるクレジットカードを出されて凄いな・・・という感覚はほぼ無くなるよ。
金属製のクレジットカードを出された時くらいだよ、驚くのは。
イオンゴールドカードに1度なったら半永久的にゴールドカードのままです。
10種類あるイオンゴールドカードにステップアップ出来るイオンカードでおすすめなのは、イオンカードセレクト(通常版)です。
ディズニーデザインも良いのですが、特典の「イオンゴールドカードの国際ブランドがVISAかMastercardであれば、VISAやMastercard主催の優待も利用可」が使えなくなるので、通常版がおすすめです。
*ディズニーデザインはJCBしか選べません。
以上、イオンゴールドカードについてでした。
コメント