電子マネーで使うのなら、WAONとSuica、どっちがお得かな?
何に使うか、どうやってチャージするか、いろいろな要素で異なるからどっちがお得とは言えないけど、イオンで使うことが多いのなら、WAONだし、駅で使うことが多いならSuicaだよ。
現在、電子マネーの首位争いをしていると言われるのが、電子マネーWAONとSuica(交通系電子マネー)です。
Suica等の交通系電子マネーは、利用者数で言えばWAONよりも断然多いのですが、1度の利用金額はWAONの方が圧倒的に多く、合計の利用金額では同じくらいと言われています。
だからこそ実際のところWAONとSuica、どちらがお得なのか、気になるところでしょう。
これからWAONかSuica、どちらかを普段使いの電子マネーにしようと考えているのなら、どちらがお得なのか詳しく説明します。
結論は、持つ(オートチャージする)クレジットカード次第です。
現金チャージ:ポイント還元率ならWAON・使える場所ならSuica
WAONカードやSuicaを購入して現金でチャージして使う場合、どちらがお得かと言えば、WAONです。
WAONはWAONが使えるところなら、どこでもポイントが200円(税込)につき1~2ポイントがたまります(1ポイントは1円相当)。
Suicaは、Suicaが使えるところでも、ポイントが貯まるところと、貯まらないところがあります。貯まるところでは、100円もしくは200円(税込)につき1ポイントです(1ポイントは1円相当)。
- WAON=使えればポイントが貯まる
- Suica=使えてもポイントが貯まるお店と貯まらないお店がある
使えるエリア・場所で言えば断然Suicaの方が多いのですが、ポイントが貯まらないと思うと、ちょっと使う気が失せてしまいますよね。
参考:WAONが使えるお店
SuicaはJR東日本管内の駅ビルや駅ナカの売店、7&iグループ(セブンイレブン除く)等でポイントが貯まるものの、駅とは関係ないコンビニやスーパー、ドラッグストアではポイントが貯まるところはほとんどありません。
チャージポイントなら断然Suica
WAONもSuicaも先にチャージしておいて、チャージした金額の範囲で買物が出来ますが、ともにチャージ方法は3つです。
- 現金でチャージする
- 貯まったポイントでチャージする
- クレジットカード等でチャージする
現金チャージや貯まったポイントでチャージするということなら、WAONもSuicaも違いがありません。
しかし、クレジットカードでチャージすることを考えるとSuicaがお得になる場合があります。
WAONはイオンカードセレクト・Suicaはビューカードでオートチャージするのがお得
WAONは基本的にイオンカードでしかクレジットチャージ・オートチャージに対応していません(一部例外あり)。
Suicaは各種クレジットカードでのオートチャージに対応していますが、一番お得なのは、JR東日本が発行しているクレジットカード「ビューカード」でのオートチャージです。
イオンカードを使ってWAONにオートチャージしてもチャージによるポイントは一切たまりません。
イオンカードの中でもイオンカードセレクトというイオン銀行のキャッシュカードと一体になったカードでオートチャージをした場合のみ1000円につき5ポイントがたまります。還元率で言えば0.5%です。
ただしこの場合、クレジットチャージではなくイオン銀行の口座から現金の即時引落による現金チャージとなるため、イオン銀行の口座にオートチャージ分の残高が無ければ、チャージ出来ないようになっています。
ビューカードを使ってSuicaにオートチャージをする場合、1000円につき、なんと15ポイントものポイントがつきます!還元率で言えば1.5%です。
つまりクレジットカードによるオートチャージでのポイント還元率は
- WAON(イオンカードセレクト利用時)=0.5%
- Suica(ビューカード利用時)=1.5%
3倍もSuicaがお得になっています。
だからWAONで200円毎に1ポイントが貯まったとしても、Suicaではポイントが貯まらないとしても、オートチャージ時のポイント還元率がSuica+ビューカードの組み合わせなら、それだけでかなりお得なため、クレジットカードでオートチャージをするのならSuicaがお得になってきます。
イオングループで使うのならWAONがお得
特定のクレジットカードと組み合わせた場合、Suicaの方がポイント還元率は高くなることを説明してきましたが、いつ・どこで使うかを考えた場合、WAONの方が圧倒的にお得になる場合もあります。
イオンやイオングループの店舗で使うのならWAONが断然お得です。
Suicaの利用で割引になるスーパーマーケットやショッピングセンターはほとんどありません。
しかしWAONの利用で、イオンやイオンのショッピングセンターなら5%OFFになったり、ポイントが5倍~10倍(200円で1ポイントが5ポイントから10ポイントになる)になることがあるため、使う時期がイオンのセール(お客さま感謝デー等)やポイントアップの日であればWAONが断然お得になります。
- イオンで使うのなら断然WAONがお得
- イオン以外で使うのならSuica+ビューカードのオートチャージがお得
つまりは上記の通りになり、本来はどちらがお得か?というよりも2つを使い分けた方がお得になります。
ただイオンではWAONが使えることもお得ですが、それ以上にイオンカードを持っていた方がお得になります。
イオンSuicaカードは使わない方がお得
イオンカードの中にSuicaと一体になったイオンSuicaカードがありますが、これは使わないことをおすすめします。
理由は、イオンSuicaカードでSuicaにチャージしても全くお得では無いからです。
- イオンSuicaカードでSuicaにオートチャージ=ポイント還元率0.25%
- VIEWカードでSuicaにオートチャージ=ポイント還元率1.5%
Suicaと一体になっている代わりに、電子マネーWAONはついていません。電子マネーWAONは、モバイルWAON等で代用するしかありません。
イオンSuicaカードは、たまにSuicaを使う人で、イオンでの買物はWAONではなく、イオンカードの支払いのみという人向きです。
WAONとSuicaに関するQ&A
WAONとSuica、両方に関連して疑問に思うであろうことをQ&A形式で答えていきます。
WAON POINTをSuicaにチャージ出来る?
イオンSuicaカードのみ、WAON POINTをSuicaにチャージすることは出来ますが、他のイオンカードでは、Suicaに交換することは出来ません。
WAON POINTは下記の他社ポイント・他社で使える金券など交換出来るので、ひょっとしたら交換後に移行出来る可能性はあるかもしれません。
- dポイント
- JALマイル
イオンでSuicaは使える?
イオンのスーパーマーケットで電子マネーが使えるところならSuicaは利用可能です。
ただしイオンのスーパーマーケットでSuicaを使って支払ってもポイントは貯まりません。
イオンで使える電子マネー(非接触型の電子マネー)は下記の通りです。
WAON | ○ | Suica | ○ |
PASMO | ○ | ||
iD | ○ | ICOCA | ○ |
manaca | ○ | ||
QUICPay | ○ | PiTaPa | ☓ |
TOICA | ○ | ||
nanaco | ☓ | SUGOCA | ○ |
Kitaca | ○ | ||
楽天Edy | ☓ | はやかけん | ○ |
nimoca | ○ |
ただし一部のイオンで駅から非常に距離があり、鉄道系電子マネーがほとんど普及していないエリアだと交通系電子マネーが使えないところがあります(四国等)。
またイオングループのスーパーマーケットで「カスミ」のみ交通系電子マネーが利用出来ません。
WAONもSuicaも両方、持とう!
そもそもWAONはイオングループで、SuicaはJR東日本エリアの駅ビル・駅ナカでよりお得になる電子マネーなので、それぞれどちらがお得か?と比べるのがおかしかったのかもしれません。
- WAON=イオングループでお得
- Suica=JR東日本の駅ビル・駅ナカでお得
なので、JR東日本のSuicaエリア内で駅ビル・駅ナカを使うのならビューカード+Suicaの組み合わせがお得ですし、イオンならWAON+イオンカードセレクトの組み合わせがお得になるので、両方使うのであれば、両方を持つのがおすすめです。
ただどちらか1つにしたいということであれば、利用金額・使用頻度の高い方を選べば良いのではないでしょうか?
管理人はイオンをあまり使わないエリアに住んでいた時はSuica+ビューカードがメインになりましたが、イオンをよく利用するようになると、WAON+イオンカードセレクトの組み合わせを利用するようにしています。
関東エリアでJR線の駅前にイオンがあって、駅ビルもよく使うというのであれば、両方を持つのがおすすめです。
是非、どちらかを上手くつかってお得にポイントを貯めてくださいね。
以上、WAONとSuica、どっちがお得かについてでした。
なお一番お得でおすすめは、イオンカードセレクトです。
ただしイオンカードセレクトはイオン銀行の口座引落にしか対応していないため、イオン銀行を使えない・使いたくないという場合は、下記の記事の中からイオンカードを探すときっとお得なイオンカードが見つかります。
コメント