イオンのライバル企業と言えば、イトーヨーカードーとか西友とかライフだよね?
イトーヨーカドーや西友もライバルだけど、いろいろな見方があるから、一概には言えないよ。
イオンのライバル企業と言われて思い浮かべる企業は人によっていろいろと異なります。というのも、イオンと聞いて思い浮かべるものが違うからです。
イオンのライバル企業と呼ばれる会社についていろいろな角度から紹介します。
イオンのライバル企業という考え方
イオンのライバル企業とした場合、スーパーマーケットとして見るのか、それともイオングループとして見るのか、イオングループの各企業として見るのか、それでかなり異なってきます。
イオンをスーパーマーケット(GMS)として見た場合のライバル
イオンを総合スーパーマーケットとして見た場合のライバルと言えば、イトーヨーカドーと言えます。
総合スーパーマーケットとは、食品や日用雑貨に限らず、衣料品や暮らしの品までトータルで扱うスーパーマーケットのことです。
スーマーマーケット業界的にはGMS(General Merchandise Store ゼネラル・マーチャンダイズ・ストア)と言います。
イオン、イトーヨーカドーの他に衣食住を取り扱うスーパーとしては、西友やアピタ、イズミなどがあります。
イオン株式会社・イオングループで見た場合のライバル
イオン株式会社、つまりイオングループ全体で見た時のライバル企業と言えば、イトーヨーカドーの親会社(持株会社)である株式会社セブン&アイ・ホールディングスが挙げられます。
スーパーマーケット事業やコンビニエンス事業、金融事業に不動産事業等、イオンと同じく小売と基本として多方面に事業を展開しています。
コンビニ事業においては、イオンよりも圧倒的なシェアを持っており、セブン&アイのメイン事業となっています。
ドン・キホーテやアピタを統括するPPIH(株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)もイオングループとしてのライバル企業と言えます。
他にも、下記の会社が挙げられます。
- エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社:イズミヤ・阪急 等
- 株式会社ライフコーポレーション:ライフ
- 株式会社イズミ:イズミ・ゆめタウン
イオンをスーパーマーケット(SSM)として見た場合のライバル
イオンをGMSではなく、SSM(スーパースーパーマーケットの略・食品と日用雑貨の一般的なスーパーのこと)として見た場合、ライバルは複雑です。
グループ内でライバル企業がある
一般的にイオンと呼んでいるスーパーマーケットはGMSとSSMにわかれていますが、SSMとして見た場合、イオングループの中でもライバル企業が数多くあります。
関東:イオンリテール株式会社とU.S.M.H株式会社傘下企業、株式会社ダイエー 等
東北:イオン東北株式会社とイオンスーパーセンター株式会社、マックスバリュ南東北株式会社
関西:イオンリテール株式会社とマックスバリュ西日本株式会社、株式会社光洋 等
グループ以外の一般的なライバル
グループ企業内でライバル関係があるだけでなく、普通のライバル企業も数多くあります。
北海道なら、イオン北海道株式会社とアークス株式会社
東北地方なら、イオン東北株式会社と株式会社ヨークベニマル(7&i系列)
他にも、バロー、ヤオコー、平和堂、OKストアなどなど数多くのスーパーマーケットがあります。
連合というライバル
日本には、個人運営に近いスーパーから大企業まで、数千ものスーパーマーケットがありますが、時代の流れとして、小さなスーパーでは厳しい状態が続いています。
そこでプライベートブランド・ストアブランドなどの商品的な繋がりを中心に連合・連盟を結んでいるスーパーがあります。
有名なところでは、CGCグループがあります。
他にも八社会という関東の私鉄系スーパーが共同出資をして作ったプライベートブランド・ストアブランド専門の会社があります。
全日食チェーンという日本最大級の連合(ボランタリー・チェーン)もあります。
生協も地域によって運営会社が異なりますが、連合という意味ではイオンの大きなライバルになっています。
イオングループのスーパーマーケット事業以外のライバル
イオングループには、様々な企業があります。その中でも業界トップクラスになっている事業がいくつかあります。
例えば、ドラッグストア業界第1位の売上は、イオングループの「ウエルシアホールディングス株式会社」です。ウエルシアのライバルは「株式会社ツルハホールディングス」や「株式会社コスモス薬品」等があります。
ペット販売・ペットショップ業界第1位の売上は、イオングループの「イオンペット株式会社」です。ライバルは「株式会社コジマ」です。
書店業界第3位は、イオングループの「株式会社未来屋書店」です(中古市場除く)。ライバルは、丸善CHIホールディングスや紀伊国屋書店があります。もっとも最近は、Amazon等のネット販売・電子書籍業界にかなり圧迫されています。
小売以外のイオングループのライバル
イオングループとして大きな利益を出している事業は、不動産事業と金融事業です。
不動産事業で言えば、イオンモールやイオンタウンを始めとした商業施設によるディベロッパー事業です。イオンのディベロッパー事業のライバルは、三菱地所などが挙げられます。
金融事業で言えば、イオンカードは国内でのクレジットカード発行枚数のランキングでは3~5位くらいと言われています。現在のライバルは楽天カードやセゾンカードと言えます。
なおイオンカードの発行枚数は既に三井住友カードを抜いたとも言われています。
ネットショップ・オンラインショップは絶望的なイオン
2000年以降は、実店舗よりもネットショップ・オンラインショップがメインになってきていますが、イオンはネットスーパー事業以外は絶望的な売上です。
ライバルである7&iホールディングスにも大きな差をつけられていると言われています(イオンはネット事業単体の売上を公開していないため)。
ネットスーパーとギフト需要(お中元・お歳暮)以外、イオンのネットショップは、どこもライバル視されていないとすら、言われています。
イオングループの小売を展開している会社は、楽天市場に出店しているくらいですから。
イオンのライバルはあなたが決める
イオンのライバル企業について書いてきましたが、イオンのライバル企業は、あなたが決めれば良いと思います。
イオンと言えば、やはりスーパーをイメージする人が多いと思いますが、イオン系列以外のスーパーを利用したことが無い人なんて、いませんよね?
日々、イオン系列とそれ以外のスーパーでお得な方で買物していませんか?
またスーパーだけでなく、牛乳や日用雑貨品はスーパーではなくドラッグストアで買っているという人もいるのではないでしょうか?
我が家も牛乳とかソーセージとか、一部の食品は、イオンや他のスーパーよりもドラッグストアの方がお得なことが多いから、ドラッグストアで買っていることが多いよ。
イオンのライバルは、日々の生活において、あなた自身の方が把握しています。
あなたにとって、イオンのライバルはどこですか?
以上、イオンのライバル企業・イオンのライバルについてでした。
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