イオンカードやWAONで無料給水できる純粋水（RO純水・ピュアウォーター）

イオンに行くとレジ近くに「純粋水」「ピュアウォーター」と呼ばれる飲料水を入れられる自動販売機があります。

イオンカードや電子マネーWAON、イオンオーナーズカード会員であれば無料で水がもらえるサービスです。

お得なサービスですが注意点も含めて説明します。

イオンの無料給水器「純粋水（RO水）」について

多くのイオンや一部のマックスバリュ、ダイエーのレジ近くに設置してある純粋水の自動自販機、これ何だろう？と思う方もいるかもしれませんが、イオンカード会員やWAON会員であれば、RO水（一部のイオンではアルカリイオン水・ピュアウォーターという名称）という水がもらえる水の自動販売機です。

RO水（RO純水）とは、RO膜と呼ばれる膜でろ過した水のことです。RO膜は0.0001ミクロンの超微細なフィルターでありウイルスサイズの大きさでもろ過してしまいます。

一部のサイトでRO水は「イオンのおいしい水」と説明しているところがありますが、これは大きな間違いで、そもそも一般的な水と異なりミネラルはほぼ無い純水に近いものなので、味そのものがほとんど無く、よほど味覚が鋭い人で無ければ、柔らかい水と思うかもしれませんが、美味しい！と思うかどうかは人それぞれです。

水道水と異なりきちんとろ過された水なので、多くの人がもらいに来ています。

たまに5人以上の並ぶこともあるほど人気があります。

イオンカードやWAON会員の特典で無料

イオンカードやWAON会員、イオンオーナーズカード会員であれば、このRO水を無料でもらうことができます。

• イオンカード
• WAON（モバイルWAON・JMB WAON含む）
• イオンオーナーズカード

上記のカードもしくはアプリを持っていれば無料になります。

店舗によって1日のもらえる制限は異なりますが、一般的には1日に2Lの専用ボトル2～3本（4～6リットル）までとなっています。

専用ボトルは販売されているので初回のみ購入しないといけませんが概ね120円（税別）で販売されています。

ボトルを買えば、その後は無料で水がもらえます。

イオンカード・WAONを持っていない人でも2リットル20円ほどで購入可能です。

イオンリテールを中心に終了

2020年10月20日をもってイオンの無料給水器「純粋水（RO水）」は終了するとWAONの公式サイトで発表がありました。

WAON：「おいしい水」の無料給水サービス

基本的にはイオンリテール株式会社が運営する「純粋水」が終了で、それ以外で展開しているイオンやマックスバリュ、ダイエー等のお店では継続はされていることが多いです。

イオンリテールは、東北を除く本州と四国のイオン・イオンスタイルを運営しているイオン株式会社の子会社です。

イオン・イオンスタイルを運営している会社は地域で異なります。

• イオンリテール株式会社＝東北を除く本州と四国のイオンを運営
• イオン北海道株式会社＝北海道のイオンを運営
• イオン東北株式会社＝東北のイオンを運営
• イオン九州株式会社＝九州のイオンを運営
• イオン琉球株式会社＝沖縄のイオンを運営

イオンリテールが運営している「イオン・イオンスタイル」は約530あるうちの約370店舗、イオン九州はほとんど「純粋水（RO水）」は行っていなかったので、実際には100店舗ほどがまだ「純粋水（RO水）」を続けていることになります。

「純粋水（RO水）」が中止になった理由

公式に「純粋水（RO水）」が中止になった理由をイオンは述べていませんが、一番考えされるのは、採算が合わないことでしょう。

そしてクレームだと思います。

何でもそうですが、無料というものに来る客層というのは、あまり良いものでは無いので、生産性の無いクレームも多く、イオンの実際の利益に貢献してなかったと思われます。

専用ボトルは返金されることが多い

なお中止になった店舗で専用のボトルを購入された方は、返金してもらえることが多いので、ボトルが不要であれば、サービスカウンターで返金を行っていないか確認されることをおすすめします。

関東周辺だとダイエー系列やピーコックストアなどで、まだ「純粋水（RO水）」等の無料給水サービスを続けていることが多いです（2022年9月現在）。

イオンの無料給水は自己責任で

無料で普通なら有料の水がもらえるなんて、非常にお得！と思うかもしれませんが、軽い注意点から重たい注意点まであります。

イオンのRO水は常温で最大3日・冷蔵で最大7日まで

RO水と言っても入れる容器は通常のボトルです。

また水を入れる時には空気に当たるため、絶対に細菌やウイルス、ゴミが入らない訳ではありません。

だから一般的にRO水をボトルに入れた場合は常温で最大3日、冷蔵で最大7日までに使い切ることが推奨されています。

ペットボトルの飲料で未開封の状態あれば1年2年は消費期限がありますが、繰り返し使うボトルの水はそこまで消費期限は長く無いので注意してください。

絶対に清潔で安全な水では無い

RO水を絶対に安全で清潔な水と思っている方がいますが、ペットボトルの水やウォーターサーバーの水に比べれば安全性は劣ります。

繰り返し使うボトルで、給水口からボトルまでの間は空気が触れているため、給水中に雑菌・ウイルス、ゴミが入る可能性があります。

またイオンのようなスーパーで誰が前に使っていてどんなことをしているのか、わからないものですから、絶対に安全な水ではありません。

本当に安全な水ならウォーターサーバーを自宅に置くのがおすすめです。

もしくは、素直にイオンで水を購入されることをおすすめします。

イオンカードの特典でも微妙な特典

正直、おすすめ出来るイオンカード・WAONの特典ではなく、微妙な特典です。

RO水自体はたしかに綺麗な水ですが、赤ちゃんのミルク用で使うのなら当然もう1度、煮沸させてから使うことをおすすめします。

この特典は少し微妙な特典なので、各自の判断で使うようにしてください。

RO水は縮小していく可能性も

イオンのRO水を取りやめる店舗も出てきています。

ひょっとしたら数年後には無くなっている可能性もあるサービスなので、その点は注意してください。

以上、イオンカードやWAONで無料給水できる純粋水（RO純水）についてでした。

なおイオンの従業員で利用している人は少ないです。勧めている人は知らないから勧められるってこともあるんですよ。