イオンのポイントって本当にわかりにくいよね!
うん、従業員でも完全に理解している人がそれほど多くなくて、質問しても答えられない人もいたからね。でも2021年9月からは、少しはまもともになったんだよ。
それでも、読み方が同じ「わおん ぽいんと」が2種類あるから、わかりにくいよね。
イオンのポイントは現在2種類あります。
- WAONポイント
- WAON POINT
読み方はどちらも「わおん ぽいんと」ですが、異なるポイントです。
どういう時にどちらかのポイントが付与されるのか、わかりにくくなっているので、どういう時にどちらかのポイントが付与されるのか、詳しく説明します。
なお以前は「ときめきポイント」というものがあり、合計で3種類もポイントがあって非常にわかりにくいものでした。
しかし2021年9月11日から、ときめきポイントはWAON POINTに統合されました。
イオンで貯まるポイント3種類+2種類
イオンで貯まるポイントは2種類あります。それに加えて特定のイオンカードや電子マネーで貯まるJALのマイルがあり、合計で3種類のポイントがイオンにはあります。
更にイオングループで見るとTポイントが貯まるところ(ウエルシアグループとマルエツ)があります。
加えて新たにイグニカポイントというポイントも登場しました。
結果、イオン及びイオングループ内のみのポイントが3種類、イオン以外のポイント(マイル)が2種類の合計5種類がイオンで貯まるポイントです。
またイオングループ各社が独自で行っているポイントサービスもあります。
- WAONポイント
- WAON POINT
- イグニカポイント
- JALマイル
- Tポイント
- イオン各社が行っているポイントサービス
それぞれについて詳しく説明していきます。
WAONポイント
WAONポイントは、元々は電子マネーWAONを使うと貯まるポイントとしてスタートしました。
今も基本的にはそうですが、イオン銀行が出来た後にイオン銀行での取引(口座振替や給与振込等)でも貯まるようになりました。
なお、現在WAONポイントは基本的に電子マネーWAONをイオングループ外で使った時に貯まるポイントとなっています。
イオングループ内で電子マネーWAONを使って支払うと次に紹介するWAON POINTがたまります。
- イオングループ外=WAONポイントがたまる(一部例外あり)
- イオングループ内=WAON POINTがたまる(一部例外あり)
例外の代表としてイオン銀行からの与えられるポイントは、WAONポイントです。またイオンネットスーパーで玄関先WAONで支払った時もWAONポイントが貯まります。
これがイオンのポイントの複雑さを加速させました。なぜ使う場所によって別々のポイントが貯まるのか?お客さん目線で考えずに決めたものだということがよくわかります。
詳しくは下記記事をご覧ください。
WAON POINT
WAON POINTはいろいろなポイントが統合してきています。
WAON POINTが貯まるのは下記の4つの場合です。
- WAON POINT加盟店でWAON POINTカードを提示現金払いをした時
- 電子マネーWAONをイオングループで使った時
- イオンのスーパーでイオンカードを提示して現金払いをした時
- イオンに関係なくイオンカードでクレジットカード払いした時
WAON POINT加盟店でWAON POINTカードを提示現金払いをした時
WAON POINTは、WAON POINT加盟店で現金(イオンであればイオン商品券やイオンギフトカードでの支払いでも可)で支払う時にWAON POINTカードを提示することで貯まります。
一部の加盟店では現金払いではなく、他の支払い方法でも貯まる時はありますが、ただの間違えでポイント付与をしている場合もあって、WAON POINTカード(イオンカード)を提示してみないとわかりません。
*イオンカードは、WAON POINTカードの機能を持っています。
電子マネーWAONをイオングループで使った時
電子マネーWAONをイオングループで使った場合、WAON POINTが貯まります。
電子マネーWAONをイオングループ以外、一部のWAON POINT未加入のイオングループの店舗で使った場合は、WAONポイントが貯まります。
ただしイオングループでも特殊な環境下で電子マネーWAONを使うとWAONポイントが貯まります。
例えば先述した通りイオンネットスーパーで玄関先WAONを使うとWAONポイントが貯まります。
イオンのスーパーでイオンカードを提示して現金払いをした時
イオンのスーパー(イオンやマックスバリュ、ザ・ビッグ等)においてイオンカードを提示して現金やイオン商品券で支払う時に貯まるポイントもWAON POINTとなっています。
なお下記のイオングループの店舗では、イオンカードを提示して現金で支払っても、WAON POINTは加算されません。
- カスミ
- マルエツ
- ビオセボン
- ピカール
- ビッグ・エー
- 清水フードセンター
イオンに関係なくイオンカードでクレジットカード払いした時
イオンカードでクレジットカード払いをしても、WAON POINTが貯まります。
これは他のクレジットカードと同じで、例えば
- 楽天カードを使えば楽天ポイントがたまる
- セブンカードを使えば、nanacoポイントがたまる
- PayPayカードを使えば、PayPayポイントが貯まる
といったようにクレジットカードで貯まるポイントと同じ意味で貯まるものです。
合わせて下記記事もご覧ください。
JALマイル
イオンとJALが提携したことで、イオンJMBカード及びJMBワオンで支払うことでJALのマイルが貯まるようになっています。
マイルは少し複雑なので、飛行機に頻繁に乗らない人だと意味がよくわからないかもしれませんが、飛行機に頻繁に乗る人なら非常にお得なポイントです。
詳しくは下記記事をご覧ください。
Tポイント
イオングループなのに、イオングループのポイントである「WAON POINT」の加盟店に入ってなくて、Tポイントに加盟している会社がいくつかあります。
それらの店舗ではWAON POINTは貯まらず、Tポイントカードを提示することでTポイントが貯まります。
*イオンカードで支払えば、イオンカードのポイントとしてWAON POINTは貯まります。
イオングループ内でTポイントが貯まるのは、大きくわけると3つです。
- ウエルシアホールディングス株式会社 傘下の店舗(主にドラッグストア)
- 株式会社マルエツ の店舗(マルエツやリンコス)
- 福井県下のマックスバリュ(例外的)
ウエルシアホールディングス株式会社 傘下の店舗
ウエルシアホールディングス傘下の店舗の多くでは、Tポイントカードを提示するとTポイントが貯まります。
全国的に店舗数が多いところでは、ウエルシア薬局・ハックドラッグがあります。
イオングループですが、電子マネーWAONで支払っても貯まるポイントは、WAONポイントです。WAON POINTではありません。
株式会社マルエツ の店舗
関東を中心にスーパーマーケットを展開しているマルエツもTポイントカードを提示するとTポイントが貯まります。
イオングループですが、電子マネーWAONで支払っても貯まるポイントは、WAONポイントです。WAON POINTではありません。
福井県下のマックスバリュ
福井県のマックスバリュは出店形式が特殊であり、特定のお店の一角にあるコーナー(インショップ)として出店しています。
そのためレジがマックスバリュ独自ではなく、特定のお店のレジを通ることになり、そのお店のポイントシステムを使うことになります。
出店しているお店がTポイントを採用しているため、福井県のマックスバリュではTポイントが貯まるようになっています。
イグニカポイント
イグニカポイントは、イオンの中でもかなり新しいポイントで2020年後半に登場しました。
- Scan&Go Ignica(スキャンアンドゴー イグニカ):レジを通らない決済方法
- Online Delivery Ignica(オンラインデリバリー イグニカ):ネットスーパー
上記のサービスを使うことで貯まるポイントで、U.S.M.H配下のマルエツとカスミを中心に貯まるポイントです。
ただ使える状況・貯まる状況がかなり限定的なので、拡大はあまりしないものと思われます。
詳しくは下記記事をご覧ください。
イオン各社が行っているポイントサービス
イオングループの各社で独自でポイントシステムを持っているところがいくつかあります。
- 未来屋書店:mibonポイント
- スポーツオーソリティ:スポーツマイル
- ピカール:独自ポイント(オンラインショップのみ)
- PETEMO:イオンペットポイント
- コスメーム:独自のポイントアプリ
- イオンボディ=ポイントアプリ
- ブランシェス=独自のポイントアプリ
最近はポイントカードではなく、アプリで行っているところが増えています。
イオンのポイント2種類が貯まる例・ポイント還元率
JALマイルは特定のイオンカード及びWAONでの支払いのみで貯まるので、特に間違えることはありません。
なので「「WAONポイント」「WAON POINT」、それぞれがどういう時に貯まったり、利用できたりするのかまとめてみました。
ポイント名 | WAON ポイント |
WAON POINT |
イオンカードでの支払い | – | ◯ |
イオングループでの WAON支払い(*1) |
– | ◯ |
イオングループ外での WAON支払い(*2) |
◯ | – |
現金支払 (ポイントカード提示) |
– | ◯ |
ポイントでの支払い (加盟店のみ) |
– | ◯ |
イオンスクエアID等での ネットショッピング (一部除く) |
– | ◯ |
イオン銀行で貯まる ポイント |
◯ | – |
基本ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% |
イオンのお店での ポイント還元率 |
– | 0.5% or 1% *3 |
*1:イオングループでもTポイントが貯まる店舗等、対象外のところがあります。
*2:イオングループ外でもWAON POINT加盟店ではWAON POINTが貯まることがあります。
*3:イオンのお店でのポイント還元率、イオンカードやWAONで支払うとポイント還元率は1%ですが、現金で支払うとポイント還元率は0.5%となります。
イオンのポイントがお得貯まるボーナスポイント
イオンで特定の商品を購入することでお得にポイントが貯まる仕組みがあります。
それが「ボーナスポイント・ボーナスマイル」です。
通常のポイントに加えて特定商品を購入すると付与されるポイントで、欲しい商品があれば非常にお得にポイントが貯まります。
イオンのポイントは結局どうするのが良いのか?
イオンのポイント2種類は、電子マネーWAONに交換して使うのがお得です。
ただし稀にWAON POINTは提携のお店の商品券に交換することでお得になることがあります。
提携のお店の商品券に交換してお得になると言えるのは、イーハート系の飲食店や居酒屋(主にワタミグループ)とイオンコンパス(イオンの旅行会社で主に海外旅行利用券)くらいです。
だから、イーハート系列のレストラン(四六時中等)やワタミグループの居酒屋を利用しない、イオンコンパスで海外旅行を申し込まないという方なら、電子マネーWAONの交換のみで考えていて問題ありません。
または交換可能なポイント(dポイント等)に交換して使うのもおすすめです。
2つのポイントを上手く管理して利用するのであればイオンカードセレクトが一番便利でありお得です。
以上、わかりにくいイオンのポイントについてでした。