イオンカードと東急カード、どっちがおすすめ?どっちがお得になるの?
イオンカードはイオンでお得に、東急カードは東急ストアや東急のお店でお得になるクレジットカードだから、一概には言えないけど、クレジットカードの特典だけを見ると… 難しいな…
近くにイオンと東急ストアがあって、両方を使う場合、それぞれでお得になるクレジットカードは異なります。
イオンではイオンカードがお得であり東急ストアでは東急カードがお得なので、それぞれを持つのが理想的ですが、2つもクレジットカードは持ちたくない…お得な1枚を持ちたいという時にどちらを持てば良いのか?と悩んだ方へ、どちらがクレジットカードとしてお得なのか、詳しく説明します。
結論から言えば、住んでいる地域にもよりますが、東急カードの方がややお得です。
イオンカードとTOKYU CARD ClubQ JMB、クレジットカードの機能比較
イオンカードはイオンでお得ですし、東急カード(TOKYU CARD ClubQ JMB)は、東急ストアや東急のお店でお得なので、それぞれのスーパーマーケットでお得になる特典は、一切無視した時に、クレジットカードとしては、どちらがお得か・優位か比較しました。
太文字の方が比べた場合に勝っています。
クレジットカードの特典 | イオンカード | TOKYU CARD ClubQ JMB |
年会費 | 無料 (家族カードも無料) |
1100円 (家族カードは330円) |
ポイント還元率 系列店舗以外 |
0.5%(一部1%) | 1% WEB明細時 |
ポイント付与形式 | 利用の都度 | 利用の都度 |
分割払いの金利 | かなり安い | 普通 |
後から分割払い | 不可 | 可 |
優待特典 | 数多くあり | あり (独自特典あり) |
ETCカード特典 | あり | なし |
お買物保険 | 年会費無料クレカでダントツ | なし |
ポイントサイト | あり | あり |
海外旅行特典 | あり | ほぼなし |
旅行傷害保険 | 一部あり | あり |
ゴールドカードによる 空港ラウンジ使用 |
あり | あり (ゴールドカードは年会費制) |
エクスプレス予約サービス | 可 | 可 |
交通系電子マネーチャージ ポイント還元率 |
0.25% or 0.5% | 1% |
一応、勝敗をつけていますが、勝敗が難しいものもあるので、それぞれを説明していきます。
イオンカードと東急カードの年会費
イオンカードは年会費は無料です。
「TOKYU CARD ClubQ JMB」は、初年度は年会費無料ですが、2年目から年会費が1100円(家族カードは330円)がかかります。
どうしてもクレジットカードの年会費を支払いたくない!ということであればイオンカードに軍配があがります。
ただし東急カードは、東急ストアなどでポイントが驚くくらい貯まりますし、旅行傷害保険がついていることを考えると、年会費はむしろ安いくらいです。
ポイント還元率系列店舗以外
系列の店舗(スーパーマーケットやショッピングセンター)を除いたポイント還元率で言えば、「TOKYU CARD ClubQ JMB」はイオンカードの倍もポイント還元率が高いので、「TOKYU CARD ClubQ JMB」の圧勝です。
イオンカードはあくまでもイオンやイオン系列の店舗でお得なクレジットカードなので、水道光熱費を支払うカードには不向きですが、東急カードならポイント還元率1%なので、水道光熱費やスマホ代を支払うのにもおすすめです。
なおTOKYU CARD ClubQ JMBでポイント還元率を1%にするには、郵送による月々の明細書送付ではなく、WEB上(パソコンやスマホ)で確認するウェブ明細にする必要があります。
ポイント付与形式
多くのクレジットカードでは、買物の都度に付与となることが多い中、クレジットカードによっては、累計金額に対して付与となる場合があります。
- 買物の都度にポイント付与
- 累計金額に対してポイント付与
どちらがお得かと言えば、断然累計金額に対してのポイント付与です。
税込200円につき1ポイント以上が貯まるクレジットカードで
税込199円の買物を100回する=購入金額19900円
上記の買物をした場合、それぞれで付与されるポイントは下記の通りです。
- 買物の都度にポイント付与=0ポイント
- 累計金額に対してポイント付与=99ポイント
イオンカードも東急カードもともに都度ポイント付与なので、ここでは差がありません。
なおスーパーマーケットでお得になるクレジットカードの中で、累計金額に対してポイント付与されるカードなら、majica donpen cardがおすすめです。
後から分割払い
一括払いで買ったけど、後から急な出費で分割払いにしたい!ということもありえますよね。
イオンカードは後から分割払いが出来ません。しかしTOKYU CARD ClubQ JMBは後から分割払いに切り替えられます(支払いの締切を過ぎたら出来ません)。
イオンカードもTOKYU CARD ClubQ JMBも後からリボ払いには対応していますが、リボ払いは分割払いよりも金利手数料が高いので、おすすめしません。
優待特典
クレジットカードには持っていることで、旅行先などでお得な料金になったり、カラオケ店などでお得な料金になる優待特典があります。
イオンカードは優待特典が非常に充実しているクレジットカードです。
東急カードも優待特典はあるものの、東急カードはあくまでも関東の東急線およびその近隣の施設がメインになるため、イオンカードの方が優待特典は優れています。
ただし「TOKYU CARD ClubQ JMB」を持っていることが前提となるTOKYU ROYAL CLUBに入会すると、東急カードの方が優待特典が優れている場合が出てきます。
もっともTOKYU ROYAL CLUBは、かなり入会資格が厳しいので目指すのは東急線沿線に住んでいる人だけに限られてきます。
ETCカード特典
イオンカードもTOKYU CARD ClubQ JMBも、無料でETCカードを追加出来ます。
しかしイオンカードのETCカードには、「ETCゲート 車両損傷お見舞金制度」というものがあります。
イオンカードのETCカードを使っていて、万一ETCゲートで開閉バーに衝突し、車両を損傷した事故に対し、年1回、一律5万円分のお見舞金が支払われます。
ただしクレジットカード会員本人が運転、または同乗かつ会員さまのETCカードを正常に使用(挿入)したクルマが、ETC料金所ゲートの開閉バーに衝突し、車両損傷があった場合が対象です。
対象となる自動車は、クレジットカード会員本人、配偶者、同居の家族、生計を共にする別居の未婚のお子さんが所有する自動車、有権留保付割賦販売契約、およびリース業者から1年以上を期間とするリース契約にて借り入れた自動車となります。
TOKYU CARD ClubQ JMBには、このような特典はありません。
お買物保険
クレジットカードの一部には、クレジットカードで購入したものが盗まれたり、落として壊れてしまった場合に補償してくれる保険がついています。
イオンカードのお買物保険「ショッピングセーフティ保険」は年会不無料のクレジットカードの中でもっとも優れている保険です。
TOKYU CARD ClubQ JMBのゴールドカードにも、お買物保険はついていますが、保証期間がイオンカードの半分、免責額(自己負担額)があることを考えると、イオンカードの勝ちです。
ポイントサイト
イオンカードを持っている方は「イオンカード ポイントモール」というポイントサイトを利用してネットショッピングでお得に買物が出来ます。
いわゆるポイントサイトというものです。
TOKYU CARD ClubQ JMBを運営している東急カードにもポイントサイトはあるので、ここは引分になります。
海外旅行特典
TOKYU CARD ClubQ JMBもイオンカードも提携している国際ブランド(JCBやVISA等)の海外旅行特典はついています。
イオンカードには更に「イオンワールドデスク」という海外旅行でも安心のサービスがついており、非常に安心です。
旅行傷害保険
一般的なイオンカードには旅行傷害保険はついていません。
しかしTOKYU CARD ClubQ JMBには標準で旅行傷害保険がついているので、旅行傷害保険で言えば、TOKYU CARD ClubQ JMBの勝ちとなります。
なおイオンカードの中でも「イオンSuicaカード」であれば、無料で旅行傷害保険がついていますが、「イオンSuicaカード」は、イオンカードの中でも微妙なおすすめしにくいクレジットカードです。
ゴールドカードによる空港ラウンジ使用
イオンカードは、年間の利用額に応じて「ゴールドカード」が発行される場合があります。年会費無料です。
ゴールドカードと言えば空港ラウンジを無料で使える特典がついていることが多いです。
イオンカードの場合もゴールドカードになれば空港ラウンジの利用特典がついてきます。
TOKYU CARD ClubQ JMBもゴールドカードになれば、空港ラウンジを無料で使える特典がついており、イオンゴールドカードよりも使える空港ラウンジは多くなっています。
ただしTOKYU CARD ClubQ JMBのゴールドカードは年会費6600円がかかるため、当然と言えば当然の特典です。
なおTOKYU CARD ClubQ JMBのゴールドカードは普通に申し込めます。
エクスプレス予約サービス
エクスプレス予約サービスは、JR東海が行っているサービスです。
お盆や年末年始、連休などの期間も含め、1年中いつでもお得に東海道・山陽新幹線の指定席を利用できる会員制のネット予約サービスで、会員証券乗車券になるものが「プラスEXカード」です。
エクスプレス予約サービスは年会費1000円(税別)が必要なのですが、エクスプレス予約サービスを使うためにはクレジットカードが必要です。
クレジットカードは特定のクレジットカード会社が発行している特定のクレジットカードを持っている人のみとなります(発行していても一部対象外のカードもあります)。
イオンカードもTOKYU CARD ClubQ JMBもエクスプレス予約サービス対象のクレジットカードとなっています。
交通系電子マネーチャージ ポイント還元率
イオンカードの一部で、交通系電子マネーと一体になったカードがあります。
しかしオートチャージによるポイント還元率は、よくて0.5%、Suicaと一体になったイオンSuicaカードに限れば0.25%のポイント還元率しかありません。
一方、TOKYU CARD ClubQ JMBは、PASMOへのオートチャージでポイント還元率が1%もあります。
交通系電子マネーのオートチャージで考えた場合は、断然TOKYU CARD ClubQ JMBになります。
ポイントが圧倒的に貯まりやすいのは、TOKYU CARD ClubQ JMB
イオンカードはイオン系列のお店でポイントが貯まりやすいです。
TOKYU CARD ClubQ JMBも東急系列の店舗でポイントが貯まりやすいですが、イオンカードと比べると異次元なほどポイントが貯まります。
本当にこんなにポイントを付与しても大丈夫なの?というくらいポイントが貯まります。
イオンでよく行われているポイント5倍は、イオンカードの200円(税込)につき1ポイントの5倍なので、還元率は2.5%です。
しかし東急ストアで行われているポイント5倍は、TOKYU CARD ClubQ JMBの場合、東急ストアで200円(税別)につき3ポイントの5倍なので、実際にはポイント15倍、還元率で言えば約7%にもなり非常にお得です。
でもイオンと東急ストアなら、イオンの方が安いから…と思うかもしれませんが、商品によってはイオンよりも圧倒的に安いものもあります。
東急ストアのお得なセールとお得な割引を上手く使うと、イオンよりもお得に買物出来ることもあります。
クレジットカードは目的に応じて持とう!
イオンカードとTOKYU CARD ClubQ JMB、どちらがクレジットカードとして優秀か説明してきました。
結果としては、どちらが一方的に勝っているということはありませんが、
あくまでもイオンカードやTOKYU CARD ClubQ JMBは、それぞれのスーパーマーケットや系列店舗などでお得になるクレジットカードです。
イオンカードはその中でも特殊すぎるほどお得なクレジットカードではありますが、海外旅行の特典ならJCBや三井住友カード、アメックスなどのゴールドカードには勝てません。
また交通費を安くするという意味合いだと電車であれば各鉄道会社の発行しているクレジットカードがお得になります。
今回は、イオンカードと「TOKYU CARD ClubQ JMB」、どちらか1枚を選ぶのなら、というある意味究極の選択的な見解で説明したものなので、東急系列の店舗をよく利用するのなら「TOKYU CARD ClubQ JMB」、イオンやイオン系列のスーパーマーケットをよく利用するのなら、イオンカードがおすすめです。
ただし東急線沿線に住んでいるのなら、PASMOはまず使うでしょうし、東急系列の店舗を使うことも増えると思います。だから東急線沿線にお住まいであれば、東急カードは是非持っていて欲しいカードです。
以上、イオンカードと「TOKYU CARD ClubQ JMB」、どちらがクレジットカードとしておすすめか?というお話でした。
なおイオンカードは種類が多すぎて選びにくいというデメリットがあります。もしイオンカードを作ろうとして、どのイオンカードが良いかわからない場合は下記記事を参考にしてください。
イオンカードで一番お得なのは、イオンカードセレクトです。
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