
イオンとつくお店、イオンスタイルとかイオンススーパーセンターとかあって、違いがよくわからないんだけど!!
マックスバリュとかザ・ビッグなら違うとかわかるけど。

多分イオン自体も迷走していて、あまり理解してないところもあるけど、一応違いがあるから説明するね。
イオンと名の名前のつくスーパーはイオン・イオンスタイル・イオンスーパーセンター・イオンフードスタイルとあって、違いがよく分からない部分もあります。
何がどう違うのか詳しく説明していきます。でもイオン自体も最近は迷走しているので、普通の人がわかるようにはなっていません。
イオンとつくスーパーマーケット
現在、イオンと名称につくスーパーマーケットは6種類あります。
- イオン(GMS)
- イオン(SSM)
- イオンスタイル(イオンスタイルストア)
- イオンスーパーセンター
- イオンフードスタイル
- イオンエクスプレス
それぞれにコンセプトは一応あります。
イオン(GMS)
衣食住の売場が揃った売場も広いのが一般的に言われるGMSの「イオン」です。
イオンとしての一般的な店舗名のブランドです。
GMSとは「General Merchandise Store」の略で総合スーパーのことを意味しています。
全国にあるイオンのほとんどがGMSとしてのイオンです。
イオン(SSM)
食品だけの売場がメインとなるイオンもあります。ただ元々はGMSだった店舗が衣住が撤退して食の売場だけになったものと、最初から食しか無いのにイオンとしている場合もあり、この辺りの境界線・分類が割とアバウトに近年なってきています。
マックスバリュだった店舗がイオンと名前を変えている例があったり、複合施設の中に食品売場として出店しているケースもあります。
SSMは「Super Super Market」の略で、食品及び日用雑貨を扱う一般的なスーパーマーケットのことです。
イオンスタイル(イオンスタイルストア)
2014年から開始した新業態で、基本的なコンセプトはファミリー向けに特化した、特定の品目に特化した店舗ということになっています。
ただイオン(SSM)からイオンスタイルに変更した例もあり、明確なコンセプトを感じられないものとなっています。
イオンスーパーセンター
北海道に3店舗、それ以外は東北エリアにあるイオンです。
スーパーセンターというのはワンフロアで衣食住が構成され、集中レジですべての会計が行えるようにした業態です。しかし
イオンスーパーセンターの場合、それぞれの売場にレジがある場合もあります。
北海道のイオンスーパーセンターはイオン北海道株式会社が運営し、東北のイオンスーパーセンターはイオンスーパーセンター株式会社が運営しています。
以前は他の地域にありましたが、ザ・ビッグやイオンへ店舗名を変更しています。
また元はイオンだった店舗がイオンスーパーセンターに変更されている場合もあります。
イオンフードスタイル
イオンフードスタイルは、株式会社ダイエーが運営する基本的には食品・日用消耗品のみの店舗です。ただし一部では衣食住を扱っている店舗もあります。
中途半端にイオンという名前をつけるのであれば、素直にダイエーのままか、イオンにしてしまえば良いとは思うんですけどね。
ダイエーが運営していてイオンを意識した名称にしたのがイオンフードスタイルと覚えていて問題ありません。
イオンエクスプレス
仙台および大阪に数店舗、島根・北海道に1店舗のみあるイオンエクスプレスはイオンの中でも超小型店のスーパーマーケットもしくはコンビニのような店舗です。
元々は駅前立地のイオンの店舗内にコンビニよりも更に小さいけど、お弁当や飲みものを扱うキヨスク的な店舗として登場したものです。
ただ現在のイオンエクスプレスは、北海道や東京・神奈川にある「まいばすけっと」と似たコンセプトになっていて、違いがよくわからなくなっています。
迷走するイオンのブランド名
イオンから、イオンスタイルもしくはイオンスタイルストアへ名称変更をしようとしたものの、やっぱりイオンのままということもあり、かなりイオンスタイルという名称に関しては迷走しています。
例えば上記の写真はイオンモール発寒の中にあるイオンですが、2階のイオンモール側から来ると上記の写真の通り「イオンスタイルストア」という看板が出ていますが、イオンスタイルストアという店舗ブランド名ではイオンの公式サイトでは紹介されていません。
イオンスタイルに業態変更しようと思いつつも、結局は普通のGMSのままになってしまったけど、看板はそのまま…ということです。
そもそもイオンスタイルという名称・ブランド名・店舗名に明確なコンセプトが存在せず、なんとなく新しい売場を作ったらイオンスタイルにしておこう…というようなイメージしか普通のお客さんは感じられないと思います。
イオンスタイルというブランド名店舗は増えているものの、名称の認知は進んでいるものの、コンセプトがしっかりとしていないため、ただ変わった名前のイオンという認識しか持たれていないのが実情です。
イオンスーパーセンターも迷走
秋田県横手市にはかついてあったジャスコ横手南店は今はイオンスーパーセンター横手南店になっています。
元々はGMSのジャスコ(イオン)だった建物をそのままスーパーセンターに使っているため、普通のイオンにしか見えない、感じられないという状態になっています。
すぐとなりにはかつてサティがあり、今はイオン横手店となっており、衣料品と薬局・文具等だけの食品売場の無い店舗になっています。
イオンはそろそろ店舗ブランド名を統一すべき

結局、イオンの中で勝手に決めているだけで、明確な違いがあまり無いって事???

そのとおりなんだよね。
イオンはいい加減、業態で明確な店舗ブランドを持った方が良いと思うんだ。
紹介してきた通り、店舗のブランド名による違いがありそうで無いのが現在のイオンとつく店舗の特徴です。
いい加減、イオンはお客さんにわかりやすいように明確なブランド名で展開した方が良いのではないかと思います。
例えば下記の通りに
- イオン=衣食住が揃った総合スーパー
- イオンスタイル=明確な分類と売場で専門店を集めた総合スーパー
- イオンスーパーセンター=ワンフロア・集中レジの総合スーパー
- マックスバリュ=食品・日用雑貨品のみのスーパー
- マックスバリュ エクスプレス=マックスバリュより一回り小さい店舗
- ザ・ビッグ=マックスバリュよりも更に安さに特化したディスカウントスーパー
- まいばすけっと=都市型の小型スーパー
イオンフードスタイルや食品だけのイオンは名称をマックスバリュに変更してしまえば良いと思っています。
これくらいの分類にしてくれた方がコンセプトが明確で客の立場としては楽なんですけど、まあ縦割りのイオンだと難しいのでしょうね。
以上、イオン・イオンスタイル・イオンスーパーセンター・イオンフードスタイルの違いについてでした。
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