イオンカードを作ってない友達が、イオンカードなんてイオンでしか使えないから、作っても意味ないでしょ、って言うんだよ。
それは大きな間違いだね。クレジットカードが使えるところなら、イオンカードはどこでも使えるのにね。
イオンカードでよく勘違いされていることの1つに、イオンカードはイオンでしか使えないと思われていることがあります。
イオンカードは、イオンやイオングループのお店以外でも使うことが出来ますし、クレジットカードが使えるところならほぼどこでも使うことが出来ます。
またお店ではなく、Amazonや楽天市場などのネットショップでも利用出来ますし、公共料金の支払いでクレジットカードによる引落が可能であれば、公共料金の支払いも出来ます。
もう少し詳しくイオンカードが使えるお店やサービスを紹介します。
持っているクレジットカードがどこで使えるかの見方
イオンカードには「AEON Financial」と書かれたロゴ(マーク)とは別に「VISA・Mastercard・JCB」のいずれかのマークが描かれています(裏面に記載の場合もあり)。
イオンカードやセブンカード・プラス、三井住友カードなどのクレジットカードが使えるかどうかは、「VISA・Mastercard・JCB」および「American Express・Dinners」などのマークがクレジットカードに記されているかどうかで決まります。
例えば上記はセブンイレブンの店頭に張り出さていることが多いセブンイレブンの支払い方法です。
中央に「クレジットカード」は何が使えるか書かれていますが、ここに「VISA・Mastercard・JCB」および「American Express・Dinners」などのマークが書かれています。
普通に申し込んで届くイオンカードには、「VISA・Mastercard・JCB」の内、いづれか1つのマークが描かれているので、イオンのライバルであるセブンイレブンでも使えるということがわかります。
なおイオンカードに限らず、イトーヨーカドーでお得なセブンカード・プラスもJCBもしくはVISAのマークがついているので、イオンやマックスバリュで利用出来ます。
楽天カードもVISAやMastercard、JCB、American Expressのマークのいずれかを選べるので、イオンやイトーヨーカドー等、クレジットカードが使えるお店なら利用可能です。
クレジットカードが使えるかどうかお店で聞く時
ここはクレジットカードが使えますか?
と聞くと店員さんは「はい、使えますよ」と答えるか
ビザかマスター、ジェーシービーなら使えますよ
とイオンカードについているようなマークの名前を言うことがあります。
つまりクレジットカードにこれらのマークがついているかどうかが、クレジットカードが使えるかの基準になっている訳です。
これらのマークで特に有名なマークの会社のことを「国際ブランド」と言います。
代表的な国際ブランドは下記のマークがあります。
これらの7つのクレジットカードは「7大国際ブランド」と呼ばれていて、世界的に使えることが多いですが、中でも多く使われているのが、VISAとMastercardです。
- VISA:3大国際ブランドに数えられる
- Mastercard:3大国際ブランドに数えられる
- JCB:3大国際ブランドに数えられる
- American Express:5大国際ブランドに数えられる
- Diners Club:5大国際ブランドに数えられる
- 中国銀聯(ユニオンペイ):6大国際ブランドに数えられる
- Discover(ディスカバーカード):7大国際ブランドに数えられる
国際ブランドについては、下記記事で詳しく説明しています。
例えば一部のお店で店員さんに「クレジットカードは使えますか?」と聞いた時
ビザとマスターカードが使えます。
と答えられた場合、JCBのついたクレジットカードは使えない訳です。
日本国内でも稀にJCBが使えないお店があります。
なお日本でも世界でも、VISAのマークがあるクレジットカード(イオンカード)が一番使える割合が多いです。
イオンカードが使えるお店よりイオンカードが使えないお店の方が圧倒的に少ない
イオンカードだから使える・使えないではなく、イオンカードに一緒に描かれている国際ブランドによって、使える・使えないが決まることは、前述した通りです。
だからこそイオンカードが使えるお店・使えないお店よりも、国際ブランド別に使えないお店を紹介した方が圧倒的にわかりやすいです。
VISAが使えない有名なお店
VISA(VISAのマークがついたクレジットカード・イオンカード)が使えないお店で有名なのは、コストコです。
コストコは、Mastercardのマークがついたクレジットカードしか使えないことで有名です。
それ以外でクレジットカードが使えるのに、VISAが使えないお店を探す方が大変です。
感覚的にですが、VISAが使えないお店やサービスは仮に100,000店舗あったら1店舗あるかないかのという感じです。
Mastercardが使えない有名なお店
Mastercard(Mastercardのマークがついたクレジットカード・イオンカード)が使えない有名なお店を見つけることが出来ませんでした。
ただここ数年だとオリンピック会場やオリンピックのチケットはVISAが公式スポンサーになっていることもあり、Mastercard等他のクレジットカードのマークだと使えないということがありました。
感覚的にですが、Mastercardが使えないお店やサービスは仮に100,000店舗あったら1店舗あるかないかのという感じです。
イオンカードでMastercardが選べるものなら、イオンカード(ミニオンズ)がおすすめです。理由はイオンシネマの映画鑑賞券を1000円(税込)で購入出来るからです。
JCBが使えない有名なお店
JCB(JCBのマークがついたクレジットカード・イオンカード)が使えない有名なお店は、既に書いているコストコやオリンピック会場・オリンピックのチケットがありますが、他にもたまにあります。
2021年から2022年6月頃までは、スシローやサイゼリアが使えませんでしたが、使えるようになっています。
ただ度々JCBが使えなかったということが話題になることも多く、VISAやMastercardに比べると使えないところが多いイメージがあります。
なおイオングループのお店で「パレッテ」というスーパー(ディスカウントストア)では、JCBのマークがついたクレジットカードは使えませんが、JCBのマークがついているイオンカードなら支払うことが出来ます。
これは、パレッテがイオンフィナンシャルのマークがあるクレジットカードが使えるお店だからです。
イオングループ以外の店舗でも稀にイオンフィナンシャルのマークがあるクレジットカードなら使えるお店はあります。
イオンカードでJCBがついているクレジットカードなら、ミッキーマウスやトイ・ストーリーがデザインされた、ディズニーデザインのカードが人気です。
何でクレジットカードのマークで使える・使えないがあるの?
VISAやMastercardが使えるのに、何でJCBが使えないお店があるのか?
またコストコはなぜMastercardしか使えないのか?と不思議に思った方もいるでしょう。
理由は簡単で、クレジットカードのマークで手数料が異なるためです。
クレジットカードを使うとお店は概ね2~7%の手数料をクレジットカード会社に支払うことになります。
男性向けの女性が一緒に飲んでくれるような飲食店だとクレジットカードの手数料が5~15%という場合もあります。
この手数料の割合が、VISA・Mastercard・JCBなどで異なるためです。
コストコは、Mastercardと提携して独占的に使うことを契約しているため、Mastercardに支払う手数料が少ないので、Mastercardしか使えないようにしています。
JCBが一番使えるところが少ない理由は、平均してVISAやMastercardよりも0.5~1%ほど手数料が高いためです。
一般的に1万円の購入で3%300円の手数料がVISAやMastercardでかかる場合、JCBだと3.5%350円の手数料がかかると言われています。
月にクレジットカードの売上で2000万円のお店なら、
- VISA・Mastercard=手数料60万円
- JCB=手数料70万円
10万円の差は、学生アルバイト1人の人件費に相当しますから、シビアになりますよね。
クレジットカードが使えないお店というのは、この手数料を支払いたくないので、クレジットカードを使えないようにしている訳です。
ただし当然クレジットカードが使えるお店の方が便利なので、クレジットカードの手数料を支払ってでもお客さんを呼ぶために、クレジットカードを使えるようにしている訳です。
なお電子マネーやコード決済も使われると手数料がかかります。
公共料金・スマホ代も支払えるイオンカード
ガス電気水道などの公共料金も、クレジットカードでの支払いが可能であれば、イオンカードで支払えます。
例えばイオンの発祥地ともされる三重県四日市市の水道代では下記のように記されています。
イオンカードについている「VISA・Mastercard・JCB」のマークが記載されている通り、イオンカードでの支払いが可能です。
ただし一部の自治体(市町村)では水道代をそもそもクレジットカードで支払えないところもあるので、その場合は諦めるしかありません。
上記はTEPCO(東京電力)の支払いで使えるクレジットカードのマークですが、イオンカードのマークもあります。
上記の図は東京ガスの支払いで使えるクレジットカードのマークです。イオンカードのマークもありますが、最初に「VISA・Mastercard・JCB」のマークが記載されています。
またdocomo・au・SoftBank・楽天モバイル・UQモバイル・Y!モバイルの支払いもイオンカードで支払い出来ます。
amazon・楽天・Yahoo!ショッピング、メルカリでも使えるイオンカード
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピング、メルカリ等のネットショップ、フリマサイトでも当然、イオンカードは使えます。
たまに楽天市場は、楽天カード以外使えない、Yahoo!ショッピングはPayPayカードしか使えないと思っている方もいますが、イオンカードでも支払えます。
もちろん楽天市場であれば楽天カードが一番お得ですし、Yahoo!ショッピングであればPayPayカード、メルカリならメルカードが一番お得ですが、クレジットカードをいくつも持ちたくないということであれば、イオンカードでも支払えます。
イオンと西友を両方使うことが多いというのであれば、楽天カードも作っておくことをおすすめします。
公共料金の支払いでもWAON POINTが貯まる
公共料金やスマホの支払いでもイオンカードで支払えば200円(税込)につき1WAON POINTが貯まります。
一部の電力会社・ガス会社だと銀行からの口座振替だと55円の割引があるので、場合によっては口座振替の方がお得になりますが、仮に月平均11200円よりもガス・電気代が高い場合は、イオンカードで支払った方がお得になります。
11200円だと56ポイントが貯まるので、口座振替による割引55円よりもお得です。
電気代もガス代も高くなり、3人家族以上であればそれぞれ15000円以上になっていることもあるでしょう。それならイオンカードで公共料金を支払った方がお得です。
なお楽天カードの方がお得でしょ?と思う人もいるかもしれませんが、楽天カードだと公共料金の多くは500円につき1ポイント(還元率0.2%)になってしまうので、イオンカード(還元率0.5%)よりもお得ではありません。
ほとんどのお店で使えるイオンカードを持とう!
イオンカードというよりは、ついている国際ブランドで使える・使えないということはわかっていただけたと思います。
つまりイオンカード、特に国際ブランドでVISAやMastercardを選んだ場合、使えないお店を探す方が大変なくらいで、ほとんどのお店やサービスで使うことが出来ます。
ただ念のためにVISAのマークがついているクレジットカードを持っていたら、2枚目のクレジットカードを作る場合は、MastercardやJCBのマークがついたクレジットカードを持っていると安心です。
もちろん元々、クレジットカードが使えないお店だとイオンカードと言えども、有名な三井住友カードと言えども、クレジットカードでは支払うことは出来ません。
例えば、イオングループで言えば「Big-A(ビッグ・エー)」はそもそもクレジットカードが使えません。
イオンカードはイオンでしか使えないと思って敬遠していた方は、この機会に是非イオンカードを作ってみてはいかがでしょうか?
ただ種類が多すぎるイオンカード、どれを選べば良いかわからないということもあるでしょう。その場合は下記記事を参考にしてください。
きっとあなたにあった1枚が見つかると思います。
なおイオンで一番お得でオススメなのは、イオンカードセレクトです。
以上、イオンカードはどこで使えるか、イオン以外で使えるかについてでした。
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