発行枚数1位の電子マネーが楽天Edyですが、利用金額はWAONの方が多いのでは?と言われることもあります。
人気の電子マネー、WAONと楽天Edy、どちらをメインに使う方がお得なのか気になる方へ、どちらがお得なのか詳しく説明します。
結論は、持つ(オートチャージする)クレジットカードと使う場所・お店次第です。
特にイオン系列のお店で使うことが多いのならWAON、西友のお店や楽天ポイント加盟店なら、楽天Edyがおすすめです。
WAONと楽天Edyのクレジットチャージとチャージポイント
WAONと楽天Edyのチャージポイントについてまずは説明します。
電子マネーWAONへのチャージポイント
電子マネーWAONへクレジットチャージ出来るクレジットカードは少し特殊です。
下記が一覧となります。
| WAONの種類 | 利用可能な クレジットカード |
チャージポイント |
| 一般的なプラスティックカード のWAON |
イオンカードのみ | なし |
| 三井住友カード WAON | 三井住友カードのみ | なし |
| JP BANKカード WAON | JP BANKカードのみ | なし |
| イオンカードセレクトと 一体のWAON |
イオンカードセレクト のみ (オートチャージのみ) |
200円で1ポイント |
| イオンカードセレクト以外の イオンマークのカードと一体の WAON |
イオンマークの カードのみ |
なし |
| モバイルWAON (Androidのスマホ) |
イオンマークの カードのみ |
なし |
| Apple PayのWAON | クレジットカード 各種 (Mastercard・JCB・ AMEXのみ) |
カードによる |
上記以外にも特例としてクレジットチャージでチャージポイントが発生するもの(KASUMIカード等)もありますが、特殊な事例のみなので省略しています。
基本的にカードからチャージして確実にポイントが貯まるのは、イオンカードセレクトからのオートチャージのみです。
もっともイオンカードセレクトのWAONへのオートチャージはクレジットチャージではなく、イオン銀行からの即時引き落としによる現金チャージです。
iPhoneのApple PayのWAONは、Mastercard・JCB・AMEXのマークがついたクレジットカードからチャージは出来ますが、ポイントが貯まるかどうかは、クレジットカード次第で、確実にチャージポイントが貯まるといえるクレジットカードはわかりません。
また現状はチャージポイントが貯まるクレジットカードでも、いつチャージポイントがなくなるのか不明です。
なおイオンやマックスバリュ等で、特定の日に5000円以上・1万円以上のチャージでWAON POINTをプレゼント(50~500WAON POINTくらい)する企画はたまに行われています。
楽天Edyへのチャージポイント
楽天Edyへのチャージ方法は現金か、楽天カードか、楽天ポイントとなります。
その中で確実にポイントが貯まるのは楽天カードのみです。
200円毎に1ポイント、楽天ポイントが貯まります。
現金だとチャージポイントは貯まりません。
ただし西友等で、特定の曜日や日にちに現金チャージをすると1.5%分のポイントが付与されるようになっています。
なお楽天Edyは、iPhoneでは使えないので、スマホで電子マネーを使いたい人には向いていません。
iPhoneで楽天Edyへのチャージは可能ですが、利用は出来ない状況が続いています。
チャージによるポイントの比較
- WAONへイオンカードセレクトでのオートチャージ:ポイント還元率0.5%
- 楽天Edyへ楽天カードからのチャージ:ポイント還元率0.5%
特例を除き、ともにチャージポイントは最大0.5%となっています。
また店頭でのチャージでチャージポイントが増えるのも、似たような感じなので、チャージのよるポイントの差はそれほどありません。
最もイオンカードセレクトは、イオン銀行のみという条件がついているので、チャージポイントのお得さは、楽天Edyの方が利便性があります。
WAONと楽天Edyの利用によるポイント
WAONも楽天Edyも利用によるポイントは、200円(税込)につき1ポイントです。
ただし、それぞれ利用する場所でポイント数は変わってきます。
イオングループの場合
イオングループのすべての店舗ではありませんが、電子マネーWAONで支払うと200円(税込)につき2ポイントがつくことがあります。
電子マネーWAONへの会員登録は必須ですが、多くのイオングループの店舗において、電子マネーWAONで支払うと200円につき2ポイントがつくことがあります。
楽天ポイント加盟店の場合
楽天ポイント加盟店(楽天ポイントカードの提示でポイントが貯まるお店)の場合、楽天Edyの支払いで200円につき1ポイントが貯まります。
更に楽天ポイントカードの提示で更に100円(税込・税別の場合両方あり)で1ポイント、もしくは200円(税込・税別の場合両方あり)で1ポイントが貯まります。
また西友だと、楽天Edyの支払いでポイントアップすることがあります。
利用によるポイントの比較
イオングループであれば、楽天Edyが使えるところは非常に少ないので、電子マネーWAONで支払うしか無いことが多いのですが、イオングループの多くの店舗で還元率は1%となっています。
楽天Edyは200円で1ポイントですが、楽天ポイント加盟店になっていることが多いので楽天Edyのポイントと楽天ポイントカードのポイントをあわせて1%くらいになっています。
なおイオングループで楽天Edyが使えるのは「ミニストップ・マルエツ・ウエルシア系列のドラッグストア」ですが、楽天ポイント加盟店になっていません。
イオングループで電子マネーWAONでポイント2倍になっているところでは、電子マネーWAONがお得で、楽天ポイント加盟店になっているところでは、楽天Edyがお得です。
電子マネーWAONと楽天Edyのポイントの汎用性
電子マネーWAONで貯まるポイントと楽天Edyで貯まるポイント、どちらが汎用性(使い道が多いか少ない)が高いのは、どちらかと言えば、楽天Edyで貯まる楽天ポイントといえるでしょう。
電子マネーWAONで貯まるポイントは2種類
電子マネーWAONの欠点は、利用する場所によって貯まるポイントが異なることです。
- イオングループの多く=WAON POINT
- イオングループ以外の多く=WAONポイント
読み方は同じ「わおんぽいんと」ですが、ポイントの種類が異なります。
WAONポイントは電子マネーWAONにチャージして使うしか方法がありません。
WAON POINTは電子マネーWAONへのチャージ以外にもWAON POINT加盟店で1ポイント1円で使えたり、イオンカードを持っていれば、他のポイント・マイル(JALのみ)に交換可能です。
2つのポイントの管理をしないといけないのが、電子マネーWAONの欠点です。
楽天Edyで貯まるポイントは1つのみ
楽天Edyで貯まるポイントは1つのみ、楽天ポイントのみです。
楽天ポイントは、楽天ポイント加盟店で1ポイント1円で使えたり、楽天Edyや楽天Payとして利用可能です。
他のポイントには交換出来ませんが、マイル(JAL・ANA共に)に交換可能です。
ポイント単体での使い道は楽天ポイントの圧勝
ポイント単体での使い道は、加盟店が多い楽天ポイントが圧勝しています。
電子マネーWAONで貯まるWAON POINTは、ほとんどがイオングループのWAON POINT加盟店でしか使えません。
WAONと楽天Edyが使えるお店の比較
電子マネーWAONと楽天Edy、それぞれのグループ以外で使えるお店の比較を簡単にしてみます。
WAONと楽天Edyが使えるコンビニ比較
| コンビニ名 | WAON | 楽天Edy |
| セブンイレブン | ☓ | ○ |
| ファミリーマート | ○ | ○ |
| ローソン | ○ | ○ |
| ポプラ | ○ | ○ |
| スリーエイト | ○ | ○ |
| 生活彩家 | ○ | ○ |
| セイコーマート | ○ | ○ |
| ミニストップ | ○ | ○ |
楽天Edyが使えないコンビニはありませんが、WAONが使えないコンビニはセブンイレブンがあります。
WAONと楽天Edyが使えるドラッグストア比較
| ドラッグストア名 | WAON | 楽天Edy |
| ウエルシア薬局 | ○ | ○ |
| ハックドラッグ | ○ | ○ |
| ダックス | ○ | ○ |
| ツルハ | ○ | ○ |
| くすりの福太郎 | ○ | ○ |
| ドラッグストア ウェルネス | ○ | ○ |
| レディ薬局 | ○ | ○ |
| ドラッグ ユタカ | ○ | ○ |
| 金光薬局 | ○ | ○ |
| サツドラ | ○ | ○ |
| ドラッグ セイムス | ○ | ○ |
| ドラッグストア スマイル | ○ | ○ |
| アメリカンドラッグ | ○ | ○ |
| くすりの救命堂 | ○ | ○ |
| スギ薬局 | ○ | ○ |
| クスリのアオキ | ○ | ○ |
| 新生堂薬局 | ○ | ○ |
| 薬王堂 | ○ | ○ |
| ココカラファイン | ○ | ○ |
| キリン堂・サーバ | ○ | ○ |
| サンドラッグ | ○ | ○ |
| アインズ&トルペ | ☓ | ○ |
| コスメティック&メディカル | △ | ○ |
| ドラッグストア ポピー | ☓ | ○ |
| ドラッグストア セキ | ☓ | ○ |
| クリエイトエス・ディー | ◯ | ○ |
| カワチ薬品 | ○ | ○ |
WAONが使えないドラッグストアはありますが、楽天Edyが使えないドラッグストアはほとんどありません。
WAONと楽天Edyが使えるスーパー比較
イオングループのスーパーおよび西友は除いています。
| スーパー名 | WAON | 楽天Edy |
| イトーヨーカドー | ☓ | ○ |
| アピタ・ピアゴ | ☓ | ○ |
| サミット | ☓ | ○ |
| ゆめマート | ☓ | ○ |
WAONが使えるスーパーは、イオン系列くらいですが、楽天Edyが使えるスーパーは、かなり多くあります。
支払い方法として、楽天Edyがそれだけ確立されていると言えます。
WAONと楽天Edy、どっちがおすすめ?
日常的にイオングループの店舗を使うのなら、WAONがおすすめですが、イオングループの店舗をあまり使わないということであれば、楽天Edyがおすすめです。
使えるお店の数が段違いで違います。
もちろんイオングループの店舗は非常に多いので、WAONも便利ですが、ポイント管理が面倒だったりするので、普段使いの電子マネーなら、楽天Edyがおすすめです。
なおイオングループを使うことが多いのなら、電子マネーWAONよりもイオンカードセレクトに一体化している電子マネーWAONにオートチャージして使うのがおすすめです。
楽天Edyは、Androidのスマホなら、楽天Payアプリをインストールして使うのがおすすめですが、iPhoneの場合は楽天Edyは使えないので、楽天カードと一体になった楽天Edyを使うのがおすすめです。
もちろんAndroidのスマホで楽天Payアプリで楽天Edyを使う場合でも楽天カードは必須となってきます。
以上、WAONと楽天Edyの比較でした。




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