クレジットカードに詳しい方だと度々、クレジットカードの特典の改悪の話を聞いたこともあると思います。
イオンカードは今後、改悪されることはあるのか?過去に改悪されたことはあるのか気になる方へ、イオンカードが改悪される可能性について紹介します。
なお過去には改悪されたイオンカードもいくつかあります。
過去にあったイオンカードの改悪
イオンカードが2020年以降で改悪されたと言われるものを紹介します。
ときめきポイントの廃止
2020年以降でイオンカードの大きな変化では、2021年9月10日を持ってイオンカードの利用で貯まるポイント「ときめきポイントの廃止」がありました。
僅かな人にとって、改悪と捉えられたようですが、多くの人には歓迎される変化でした。
歓迎された理由はいろいろありますが大きくは2つです。
- イオンカードおよび一体となっている電子マネーWAONで貯まるポイントの種類が3種類から2種類になって管理しやすくなった
- ときめきポイントは1000ポイントからの交換だけどWAON POINTは1ポイント1円から使える
改悪というよりは多くの人にとっては改善となり、好評な変化でした。
イオンシネマ鑑賞券の上限枚数の現象
イオンカードの中には、イオンシネマの映画鑑賞券を1000円で購入出来る特典がついたカードが3種類あります。
- イオンカードセレクト(ミニオンズ)
- イオンカード(ミニオンズ)
- TGC CARD(旧イオンカード TGCデザイン)
現在は年間で12枚(ドリンク・ポップコーン付き券を含めて30枚)まで購入出来ますが、2023年9月30日までは30枚、2021年2月28日までは50枚購入できました。
- 2021年2月まで:年間50枚購入可能
- 2021年3月以降:年間30枚購入可能
- 2023年10月以降:年間12枚購入可能
50枚から30枚に減った時に、イオンシネマをよく利用されていた方からは「改悪だ!」という声が出ましたし、12枚に減った時はポップコーンを食べない人にはドリンク・ポップコーン付きの鑑賞券は無駄だ!と言われました。
実際、映画が好きな方だと毎週映画を観に行く人もいるので、これはイオンカードの中でもインパクトのあった改悪でした。
TGC CARDは、カード変更による改悪を実施
2022年11月19日より、イオンカード(TGCデザイン)が、TGC CARDに変更になりました。
この時、新しい特典として下記のことが紹介されました。
- 最大3000万円の海外旅行損害保険がついている
- TGC CARD限定の優待特典がある
これは非常にお得なカードになったと思った方も多いですが、全く公表されませんでしたが、無くなった特典の方が実は多い状態でした。
- カード支払いのG.G感謝デー5%OFF対象外へ
- カード支払いのボーナスポイント対象外へ
- サンキューパスポート発行対象外へ
- バースデーパスポート発行対象外へ
- ダイエー各種クーポン発行対象外へ
つまりTGCのイベントに興味は無いけど、イオンカードの特典がついているということで、申し込んでいた人には改悪になった訳です。
2020年以降では、もっとも改悪されたイオンカードです。
もっともイオンでの買物は感謝デーくらいで、TGCのイベントに興味があり、海外旅行損害保険がついていて、イオンシネマが安く見られれば良い!という方には、お得なクレジットカードにはなっています。
東北電力カードの改悪
「より、そう、ちから。東北電力カード」というイオンのマークがついたクレジットカードがあります。
このカード、2022年12月20日までは、東北電力「よりそうeねっと」のポイントから電子マネーWAONポイントへの交換が2倍となる特典がありました。
しかし2022年12月21日から、ポイント交換が2倍から1倍(等価交換)へと改悪されました。
まあ大きな声では言えませんが、この時イオンカードは裏で改悪をあまり広めたくないので、事前に出来るだけ広まらないようにしていました。
今後もイオンカードは改悪されるか?
イオンおよびイオンフィナンシャルサービス株式会社の状況が大きく変化したり、提携先の状況が大きく変化すれば、イオンカードは改悪される可能性はあるでしょう。
ただ他のクレジットカードに比べれば、改悪される可能性は極めて低いと思います。
というのも、改悪で話題になるクレジットカードは、元々非常にお得な特典だったものは、その特典だと利益が出にくくなってきたから改悪をするというものでした。
例えば、楽天カードはどこで使ってもポイント還元率1%のクレジットカードでしたが、2021年6月より公共料金の支払いの場合、還元率が0.2%に変更になりました。
これはやり過ぎな改悪ですが、元々良すぎたものが悪くなったというものです。
また三井住友カードも特定のコンビニ等で5%還元となる非常にお得な特典がありましたが、2022年12月16日以降は、特定のコンビニから「ファミマ」が対象外となりました。
これもお得過ぎる特典が改悪されたものです。
特典を良くして会員を募集して、後に改悪するというのは、多くのクレジットカードで行われてきたものです。
でもイオンカードは、イオンやイオングループのお店でお得に買物をしてもらうための特典がメインであり、特典があるからこそイオンカードを作って、イオンで買物をしている人が多いカードです。
そのイオンでお得になる特典を改悪してしまうと、イオンカードの存在価値そのものが大きく揺らぐことになりかねません。
イオンカードはイオンと関係ないところでお得になる特典が少ないので、楽天カードや三井住友カードのような改悪は、行わないものと思われます。
たまに部分的に改悪されることがあったイオンカードですが、基本的にはジャスコカードからイオンカードに変わって以降、大きな改悪はありません。
むしろイオンやイオングループの店舗でお得になる特典は増えています。
イオンカードがイオンでお得になる特典が大きく改悪される時は、イオングループが危機的な状況に陥った時、つまり日本経済が危機的な状況になった時くらいだと思います。
イオンほど日本の小売業に影響を与える会社が危機的な状況になるって、日本の経済が相当やばい状況になった時ですからね。
以上、イオンカードは改悪される可能性はあるか?についてでした。
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