イオンのショッピングセンターって種類が多くてイオンモールは何となくわかるけど、他がよくわからないよね。
イオンモールとイオンタウンまではわかるけど、最近だとイオンそよらとか新しいのが出てきたからわかりにくいよね。
イオンのショッピングセンターと言えば、イオンモールやイオンタウンだけでなく、イオンショッピングセンター、最近ではイオンそよらというものまで登場しています。
どういった違いがあるのか、どの会社が運営しているのか詳しく説明します。
なおイオンとイオンモールの違いについては、下記記事を参考にしてください。
イオンのショッピングセンターの名称
イオン・イオングループ各社が運営しているショッピングセンターの名称は下記のものがあります。
- イオンモール
- イオンタウン
- イオンショッピングセンター
- イオンそよら
上記以外にも地方限定で使われているイオングループの会社が運営するショッピングセンターで独自の名前がついているところもあります。例えば下記のショッピングセンターです。
- ゆみーる鎌取ショッピングセンター
- 広島段原ショッピングセンター
イオングループの会社が運営していないけど、ショッピングセンターにイオン系列のスーパーマーケット(イオンやマックスバリュ等)が入っているものを入れるとかなりの数になります。
イオンモール
イオンモールは、イオンのショッピングセンターの中でも最も売り場面積が大きい巨大なショッピングモールです。
運営のほとんどがイオンモール株式会社が行っていますが、地域によっては、イオンモール株式会社以外のイオングループの会社が運営をしています。
ショッピングセンターの形状としては、核店舗(メインとなる店舗)としてイオン(イオンスタイル)が入って、それとは別にテナントが並ぶモール作りとなっています。
例外もありますがテナント側は2階・3階部分が吹き抜けとなっていて、左右にテナントが並ぶ作りになっています。
例えば北海道のイオンモールは、ほとんどがイオン北海道株式会社が運営しており、イオンモールが管理・運営しているのは、イオンモール旭川駅前店とカテプリ(新さっぽろにあるショッピングセンター)のみです。
九州にイオンモールは15店舗ありますが、4店舗がイオン九州株式会社が運営しているイオンモールです。
なお本州でもイオンモールの施設そのものはイオンリテールが所有しており、管理をイオンモールが行っているところもあります。
大きすぎて疲れてしまうイオンモール
イオンモールは非常に大きく買物も楽しいのですが、イオンレイクタウン(埼玉県)やイオンモール幕張新都心(千葉県)のように巨大過ぎて、隅から隅まで移動するのに1km以上も歩かないといけない店舗もあり、疲れてしまうのが欠点にもなっています。
イオンモール最大はイオンレイクタウン
日本で最大のイオンモールは「イオンモール」という名称がつかない「イオンレイクタウン」です。
イオンレイクタウンという名称から、イオンタウンと類似したものと思われてしまうことがありますが、建物の管理・運営はイオンモール株式会社が行っています。
何よりも作りはモール型で通路の左右に店舗が並ぶ形式です。
建物の端から端まで直線で約900メートルもあり、歩くと1km以上もあるため、人を避けながら歩くと20分以上もかかる巨大さです。
映画館もあって、映画を見たため、6時間以上も滞在していたことがありました。
イオンタウン
例外もありますが、いろいろなテナント・お店が駐車場を囲うように作られている作りがイオンタウンです。
専門用語で言えば「ネイバーフッド(型)ショッピングセンター」(NSC)と言います。
*イオンではネバフッドショッピングセンターと言い方が少し異なります。
イオンモールよりも商圏が小さくなっているのも特徴の1つです。
イオンタウンのデメリットは、テナントからテナントに移動する際に、外を通らないといけないことが多いのが面倒なことです。
核店舗となるのが、マックスバリュやザ・ビッグ等のイオンの食品専門のスーパーマーケットになっていることが多くなっています。
イオンタウンを運営している会社は以前はかなり複雑でしたが、現在はほぼイオンタウン株式会社が運営・管理をしています。
イオンタウン株式会社が運営・管理をしていないイオンタウンは日本全国でおそらくは1ヶ所のみで、イオンのスーパーが無い札幌のイオンタウン平岡(イオン北海道の運営)くらいのはずです。
冬に弱いのに東北にも多いイオンタウン
イオンタウンは店舗から店舗の移動で外に出ることが必要なことが多いため、天候が悪いと移動が面倒となり、売上が落ちるという欠点があります。
特に冬場の雪が積もっている時や梅雨時は顕著にその傾向が現れるのですが、土地が余っている地域への出店が多くなっています。
核店舗となるマックスバリュやザ・ビッグの前は車が多いのに、反対側のテナントの前の駐車場がガラガラということがよくあります。
イオンショッピングセンター
大きめのイオンの中にテナントがいくつか入っている形態のものが、概ねイオンショッピングセンターとなっています。
建物内の半分もしくは半分よりも多い部分がGMS(総合スーパー)のイオンで残りにテナントが入っているのが一般的なパターンです。
イオンモールよりは小さいものの、一通りのものは揃っています。
運営は地域のイオン各社が行っていることが多くなっていますが、一部はイオンモールが運営していることもあります。
イオンそよら
2020年から登場したのが、イオンそよらです。
2023年2月現在は3店舗のみですが、2023年までに首都圏・大阪・名古屋に10店舗を拡大する予定としていましたが、あまり進んでおらず2025年までに10店舗まで拡大出来るかどうか?という状態です。
現在の3店舗は、そよら海老江(大阪府)・そよら新金岡(大阪府)・そよら上飯田(愛知県)となっています。
2023年2月現在、着工中・着工予定は、2店舗です。
- そよら高田(2023年秋冬神奈川県)
- そよら狭山(2025年春予定・埼玉県)
ただしイオンタウンの計画のものが「そよら」に変わる可能性もあります。
イオンモールやイオンタウン、イオンショッピングセンターよりも更に小さいのが特徴です。
核店舗となるのは現時点だとイオンスタイルの食品専門店です。
イオンモールやイオンタウンは店舗から半径20~30km、場合によっては半径50km以上を商圏(買物に来てくれる人が住んでいるエリア)として設定していますが、イオンそよらは、10km圏内を想定した小型のショッピングセンターと位置づけられています。
また都市型のショッピングセンターということで、駐車場が少なかったりなかったりするのも特徴です。
主に3大都市圏で老朽化して維持が難しくなってきたイオンの店舗を壊して、新しくつくる場合に「イオンそよら」として開発していくようです。
運営は3大都市圏ということもあり、イオンリテール株式会社が行う予定です。
以上、イオンモール・イオンタウン・イオンそよら、イオンのショッピングセンターの違いについてでした。
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