イオンのネットスーパーやイオンショップを使う時に「イオンスクエアメンバーログイン」とiAEONのログインIDって出るけど、何これ?
イオンスクエアメンバーIDというイオンの一部のインターネットサービスの共通IDのことをイオンスクエアメンバーIDといって、イオンスクエアメンバーIDを持っている人のことをイオンスクエアメンバーって言うんだよ。
そして2022年からiAEONアプリに登録した人に割り振られるイオン共通ID、イオン共通IDに紐づくログインIDが出来て、もう訳がわからない状況になっているんだ。
イオンスクエアメンバーID(イオンスクエアID)とは、暮らしのマネーサイト等イオンフィナンシャルサービスが提供するインターネットサービスにログインするためのIDです。
元々はイオンのネットショップを統合するための共通IDとして作られました。
イオンカードを持っている方だと利用明細をインターネット・スマホを利用して見る場合、イオンスクエアーメンバーIDの登録は必須となっています。
そして2022年からはまた別のイオン共通IDが登場しました。
イオンスクエアメンバーIDと新しいイオン共通IDについて説明します。
かつてあったイオンのネットショップ統合計画=イオンスクエア
2011年頃にイオングループの中でいろいろなネットショップが出来てきましたが、各社がバラバラのIDを使っていました。
また今後は、ネットショップが実店舗よりもシェアを伸ばしてくると言われており、イオンも対応を迫られていました。
そこでイオンスクエアというイオンのネットショップのポータルサイトを作り、共通のIDをユーザー(お客さん)に持ってもらい、イオンのネットショップをいろいろと使ってもらおう!という試みが行われました。
2012年8月には芸能人も使った発足イベントも行われ、イオンのポータルサイト「イオンスクエア」が登場しました。
しかし、内部のいろいろなシガラミや派閥問題、イオングループの縦割り会社の弊害、イオングループのIT知識の欠乏等から計画は頓挫してしまいました。
イオングループの中でもトップの売上を誇るイオンネットスーパーやイオンショップがこのIDを利用することになったため、今でもイオンスクエアメンバーIDは残っており、いくつかのイオングループのネットショップで使われています。
現在、イオンスクエアは無くなり、代わりに「AEON.com」というサイトとなっています。
イオンスクエアメンバーIDの管理は、金融系の厳しい会員管理を行うということでイオンフィナンシャルサービスが行っています。
イオンカードを新規で作るとイオンスクエアメンバー仮IDが発行される
現在、イオンカードは基本的に利用請求書の郵送ではなく、イオンフィナンシャルサービスが運営する暮らしのマネーサイトで閲覧するようになっています。
そのため新規でイオンカードを申込むと「イオンスクエアメンバー仮IDが発行されるようになっています。
イオンカードが郵送されてきて、イオンカードが貼り付けられている紙の左下、上記の写真の左下に「イオンスクエアメンバー仮ID」が記載されているので、イオンスクエアメンバーIDを持っていない場合は、仮IDをから本登録を行うようにしてください。
仮IDでログインすると本登録の入力を省略出来る分、簡単です。
新規登録でも問題ありません。
なお、次で紹介するイオンスクエアーIDでログイン出来るイオングループのネットショップ・ネットスーパーを会員登録して利用していた場合はイオンスクエアメンバーIDを既に持っているので、仮IDを使う必要性はありません。
既に持っているIDで暮らしのマネーサイトにログインして、イオンカードの追加を行ってください。
イオンスクエアIDで使えるイオンのネットショップ
現在、イオンスクエアIDでログイン出来て利用出来るイオングループのネットショップには下記のところがあります。
- おうちでイオン イオンショップ
- おうちでイオン・イオンネットスーパー(北海道・東北以外のネットスーパー)
- マックスバリュ東海ネットスーパー(イオンネットスーパーのシステムを利用)
- AEON de WINE
- イオン琉球オンラインショップ
- イオンデジタルワールド(イオンモバイルは別)
過去には、もう少しありましたが、撤退や独立等があり、これ以上増える見込みは無さそうです。
撤退した中で最も大きいのは「イオンモールオンライン」で、イオンモールに出店していたアパレルショップ等をメインとしたファッション専門のECサイト(ネットショップ)でした。
ZOZOタウンを目指していましたが、採算が合わなかったようで、途中アフィリエイトサイトになった後に、撤退となりました。
なおネットショップのサイトのみの利用の場合、イオンスクエアメンバーの新規登録は出来ないので、iAEONのログインIDを使うことになります。
AEON STLYE ONLINE問題
イオンリテールが新たには作ったネットショップ「AEON STYLE ONLINE 」はイオンリーテルの管理下で作られていますが、会員IDはイオンスクエアメンバーIDを利用していないため、新たに会員IDを登録しないといけません。
またイオンネットスーパーやイオンショップで貯まったポイントのWAON POINTも別途登録しないと使えない状況となっており、不便な状況が続いています。
新しいイオン共通ID・iAEONログインIDの登場
2021年9月1日より、AEON Payが登場しました。それに合わせて作られたアプリ「iAEON」に「イオン共通ID」「iAEONログインID」というものが割り振られています。
iAEONアプリをインストールして情報を登録した場合、「iAEON会員」になります。
またイオンスクエアメンバーは、2022年中に「iAEON会員」に統合していく予定だと2022年1月21日にリリースがありました(ニュースリリースなのにリリース元の会社名が無いのも無責任な感じがしますが)。
そのため、イオンスクエメンバーIDは2022年中になくなり、iAEON会員のイオン共通IDがイオンとしての共通IDになっていく予定でしたが、2023年2月現在、統合は行われる様子はなく、しばらくはまだ続くものと思われます。
またイオンフィナンシャルサービス社運営の「AEON CARD 暮らしのマネーサイト」については、今までどおり「イオンスクエアメンバーID」を利用するということなので、イオングループとしての統一のID化は完全には進まないように思われます。
そしてiAEONに登録した電話番号(スマホの電話番号)が、イオンネットスーパー、イオンショップなどの新しいログインIDにもなっており、iAEONでイオン共通IDと電話番号によるログインIDの2つが出来てしまっている状況になっています。
- 暮らしのマネーサイトのID(イオンスクエアメンバーID)
- イオンショップ、イオンネットスーパーのID(イオンスクエアメンバーID)
- iAEONのイオン共通ID
- iAEONのイオン共通IDに紐づくiAEONログインID
1はそのまま残り、2は3と4へ統合されていくことになりますが、ユーザーにしてみれば1つしかなかったIDが、3つになりIDやパスワードの管理が面倒になります。
現状、イオンショップ・イオンネットスーパー・AEON de WINE・イオン琉球オンラインショップ・イオンデジタルワールドのログイン画面は、イオンスクエアメンバーIDかiAEONのログインIDか、どちらかを入力するようになっています。
イオン共通IDの確認方法
iAEONをインストールして登録した時に出来るイオン共通IDの確認方法は下記の通りです。
iAEONアプリを立ち上げて画面右上の「メニュー」をタップします。
会員情報をタップします。
共通IDが出ています。4300から始まる16桁の数字がイオン共通IDです。長押しでコピーすることも出来ます。
なおその下にある「ログインID」がスマホの電話番号になっています。このスマホの電話番号で、イオンネットスーパーやイオンショップなどにもログイン可能です。
携帯電話・スマホを持っていない人にはまだ必要だったイオンスクエアメンバーID
イオン共通IDやそれに紐づくiAEONログインIDを登録するのは、携帯電話・スマホの電話番号が必要でしたが、2022年の後半くらいからようやくメールアドレスによる登録が可能になりました。
ただし基本的にはパソコンからの登録に限り、メールアドレスによる登録が可能となっています。
以上、イオンスクエアメンバーID・イオン共通ID・iAEONのログインIDについてでした。
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