イオンやイオングループのスーパー、例えばマックスバリュやダイエー、ピーコックストアなどをよく利用します。
こういうサイトを運営しているから、イオンやイオングループのスーパーマーケットを利用される方に少しでもお得な買物方法を届けるためにも、日々いろいろな試みも行っています。
ただイオンやイオングループのスーパーを利用していつも思うのが、イオングループは支払い方法について複雑化しすぎていると思うんですね。
いろいろな割引を行ってくれるのは、消費者としては嬉しいのですが、新しい割引の制度が増えて、更に複雑化しているのに、従業員がアップデート出来ていないために、システムに追いついていけない状況が出ています。
割引併用の間違いを案内するイオン
イオンやイオングループのお店ではいろいろな割引が行われています。
お客さま感謝デーとサンキューパスポートやバースデーパスポートの併用
代表的なのが、20日・30日のお客さま感謝デー
イオンカードでの支払いや電子マネーWAONなどの支払いで5%OFFになる割引です。
イオンカードで言えば利用者に「サンキューパスポート」や「バースデーパスポート」と呼ばれる割引クーポンがスマホアプリ「aeonWALLET」を通じて配信されます。
aeonWALLETが出来る前までは、はがきや封書の利用明細の中に入れられて送られてきました。
衣料品や暮らしの品の一部はお客さま感謝デーよりも割引率の高い10%OFFになることから、感謝デーでも使いたいという要望が強くあり、お客さま感謝デーでは「サンキューパスポート」や「バースデーパスポート」は使えませんでしたが、のちに使えるようになりました。
もちろん併用は出来ないので、割引率の高い方が適用されるという仕組みで行われることになりました。
システム的にも「サンキューパスポート」や「バースデーパスポート」のバーコードをレジで読み取れば後はシステム的に自動で、割引率の高い方が適用される仕組みになったので、レジ担当者からすれば「割引率の高い方が自動で適用されます」と案内すれば良いだけの状態です。
ところが実際にイオンに訪れると
「サンキューパスポート(バースデーパスポート)と感謝デーの5%割引は併用出来ません」と言われ、パスポートのバーコードのスキャンを拒否されたことが何度もありました。
何で「割引率の高い方が自動で適用されます」という説明をすれば良いだけなのに使えないという案内をするのか、理解出来ませんでした。
上司は、きちんと説明しているのかな?と不思議に思ったものです。
「併用できません」とバーコードスキャンを拒否されるので「併用は出来ませんが、割引率の高い方が自動で適用されるので、パスポートのバーコードをとにかくスキャンしてください」と説明を何度しかことか…
それでも頑なに拒否をする従業員もいました。
あまりにも話にならない時は「あなたでは話にならないので、上司を呼んでください」と、まるでクレーマーの常套句を言うこともありました。
イオンで、このやり取りは3回ほどしています。
オープン割引とクローズ割引の併用問題
割引は大きく2つに分類出来ます。
- オープン割引
- クローズ割引
オープンだと開店、クローズだと閉店という意味もありますが、この場合の意味は異なります。
- オープン割引:誰でも割引
- クローズ割引:会員等、限られた人への割引
誰でも支払い方法に関係なくレジにて5%OFFというセールを一部のマックスバリュなどで行っていますが、これはオープン割引です。
お客さま感謝デーは、イオンカードや電子マネーWAONの会員向けの割引なので、クローズ割引になります。
イオンおよびイオングループのスーパーマーケットは、オープン割引とクローズ割引の併用は可能です。
誰でも5%OFFと会員5%OFFの併用
北海道のマックスバリュは毎月12日は「ハイパーフードデー」という誰でも支払い方法に関係なく、5%OFFになる割引を行っています。
これに対して「イオンお買物アプリ」初回登録キャンペーンで5%OFFになるクーポンがあります。
イオンお買物アプリをスマホにインストールした「イオンお買物アプリ」会員の5%OFFはクローズ割引なので、誰でも5%OFFになるオープン割引との併用が可能です。
だから12日にマックスバリュで「イオンお買物アプリ」の5%OFFを使おうとしたら、やっぱりレジで「併用出来ません」と言われました。
そこで「併用出来るので、そのままバーコードをスキャンしてください」と言っても「出来ません」の一点張りで、やっぱりクレーマーの常套句「上司を呼んでください」を言ってしまいました。
店長が来たので「イオングループはオープン割引とクローズ割引の併用は出来ますよね?」と確認したら「はい、出来ます」ということで、併用しての割引にようやくなりました。
ただ1ヶ月後の12日、今度は妻と一緒に買物にいったので妻のスマホの「イオンお買物アプリ」の5%OFFを使おうしたら、また「併用出来ません」と言われました。
1ヶ月前に店長を呼んで話をしているのに、また同じことが出来ないと言われたので「1ヶ月前にも同じことでもめて店長と話をしたけど、伝わってないんですか?」と尋ねたところ、聞いてないということで、一体何を教育しているのか疑問に思いました。
ダイエーお買い物2daysクーポンとiAEONアプリのクーポンの併用
イオンカード会員で、ダイエーやダイエー系列の店舗を利用しているとaeonWALLET上に「ダイエーお買い物2daysクーポン」という5%OFFのクーポン券が発行されます。
いつでも好きな日に5%OFF出来るのですが、お客さま感謝デーは利用することは出来ません。ともにイオンカード会員の割引なので、併用出来ないのはわかります。
ただしダイエーが積極的に行っているiAEONアプリでのクーポンと「ダイエーお買い物2daysクーポン」の併用は可能です。
イオンは基本的に特定商品の個別割引と全体の割引は併用出来るとしているからです。
だから「ダイエーお買い物2daysクーポン」とiAEONアプリでのクーポンを併用しようとしたら、またもレジで「併用出来ません」と言われました。
これも2回、言われました。
でもクローズ割引とクローズ割引だから、併用出来ないんじゃないの?と思うかもしれませんが、単品の割引と全体の割引の併用可能となるのがイオンでは一般的です。
例えば、イオンでは「イオンお買物アプリ」で単品の割引がありますが、お客さま感謝デーでの購入不可にはしてません。
むしろお客さま感謝デーに積極的に販売しています。
「イオンお買物アプリ」の単品割引クーポンとお客さま感謝デーの併用は出来るのに「ダイエーお買い物2daysクーポン」とiAEONアプリの単品割引クーポンの併用が出来ないとなると、矛盾が出ます。
またiAEONアプリの単品割引クーポンは、お客さま感謝デーでも利用可能です。
またイオングループの各店舗では「ボーナスポイント」という特定商品を買うとWAON POINT(JMB WAONなら JALマイル)がプラスしてもらえる特典があります。
特定商品の特典と感謝デーの併用が禁止なら「ボーナスポイント」も感謝デーでは対象外になってしまいます。
イオンの割引の併用の可否
イオンでの割引の代表的な併用の可否を一覧にすると下記のようになります。
割引名 | お客さま 感謝デー |
サンキュー パスポート |
バースデー パスポート |
イオン お買物アプリ 5%割引 |
イオン お買物アプリ 単品割引 |
誰でも 5%OFF 割引 |
iAEON 単品割引 |
ダイエー お買い物 2days クーポン |
お客感謝デー | – | 割引率 高い方 が優先 |
割引率 高い方 が優先 |
併用 不可 |
併用可 | 併用可 | 併用可 | 併用 不可 |
サンキュー パスポート |
割引率 高い方 が優先 |
– | 併用 不可 |
併用 不可 |
併用可 | 併用可 | 併用可 | – |
バースデー パスポート |
割引率 高い方 が優先 |
併用 不可 |
– | 併用不可 | 併用可 | 併用可 | 併用可 | – |
イオンお買物 アプリ 5%割引 |
併用 不可 |
併用 不可 |
併用 不可 |
– | 併用可 | 併用可 | 併用可 | – |
イオンお買物 アプリ 単品割引 |
併用可 | 併用可 | 併用可 | 併用可 | – | 併用可 | 併用可 | – |
誰でも 5%OFF 割引 |
併用可 | 併用可 | 併用可 | 併用可 | 併用可 | – | 併用可 | 併用可 |
iAEON 単品割引 |
併用可 | 併用可 | 併用可 | 併用可 | 併用可 | 併用可 | – | 併用可 |
ダイエー お買い物 2days クーポン |
併用 不可 |
– | – | – | – | 併用可 | 併用可 | – |
ただし併用可になっていても「但し書き」で併用不可と説明で書かれている場合は、併用出来ません。
イオンのレジシステムに任せれば良いだけなのに、任せられない状況
イオンやイオングループ各店のレジシステムはとても優秀です。
併用できないものは自動で弾いてくれます。レジにまかせておけば、併用不可・併用可は自動で判断して処理してくれます。
だから出来る出来ないの判断は人に任せるのではなく、レジそのものに任せてしまえば良いのですが、なぜかレジに任せることを頑なに拒む従業員がいるのが、実は一番厄介な問題じゃないのかな?と最近思うようになりました。
最近のイオンの新店舗では「AIワーク」という勤務計画の自動作成システムが導入されたり「MaIボード」と呼ばれる業務指示を液晶画面で見られる取り組みが進んでいます。
ただこれらの新しい働き方に従業員がアップデートされるかどうかは、人それぞれです。
新しい取り組みには、違和感を持つ人が一定数います。
間違えない仕組み・システムを導入しても、それを使う人が間違っていれば、間違った対応をするのは当たり前で、システムの充実とともに、システムに対応する教育をイオンはして欲しいと思う今日このごろです。
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