そういえば3年くらい前にWAON POINTカードが改悪になった!って一部で話題になっていたよね、2020年4月頃だけど。
でも何で改悪されたんだろうね?影響って出てるのかな?
あ~そうだうね、あれから3年くらい(これを書いているのは2023年2月)経つね。改悪された理由を想像の範囲だけど説明するね。でも影響もあんまり無いんじゃないかな?むしろ良い方向に向いていると思うよ。
2020年4月1日より、WAON POINTカードの特典が改悪されました。
でもなぜ改悪されたのか?
今だから見えてくる改悪したイオンの戦略を紹介しながらWAON POINTカードの今後についても説明します。
*「イオンカード 改悪」等のキーワードで検索をすると、この記事がヒットしてしまいますが、イオンカードの改悪については下記記事を参考にして下さい。
*WAONポイントカードと覚えている方もいますが、正式名は「WAON POINTカード」です。ポイントはアルファベットで書きます。理由はWAONポイントだと別のポイントになるからです。
WAON POINTカードの改悪されたポイント
ところでWAON POINTカードって何?という方は先に下記記事をご覧ください。
2020年3月31日までは、WAON POINTカードは下記の特典がありました。
- イオンお客さま感謝デーで5%OFF(支払い方法問わず)
- 支払い方法問わずポイントが貯まった
- 指定商品の購入で貯まるボーナスポイントの対象だった
これが2020年4月1日より下記のように変化しました。
- イオンお客さま感謝デーで5%OFF対象外へ
- 支払い方法は現金・イオン商品券・イオンギフトカードのみへ
- ボーナスポイントの対象外へ
お客さま感謝デーで5%OFFにはならないし、支払い方法も限定されるし、ボーナスポイントも貯まらなくなり、改悪そのものです。
イオンの発表ではキャッシュレス化促進のため
イオンの発表では、政府の方針に則り、キャッシュレス化を促進させるために現金払いでもポイントが貯まるWAON POINTを変更したとなっていました。
でもこれ、矛盾しているんですよね。
支払い方法は何でも良かったので、他社クレジットカードや他社電子マネーで支払えていたのですから、それが現金(もしくはイオン商品券)のみになるのだから、キャッシュレス化に反しています。
矛盾していることに気がついていないとは思いませんが、クリーンな返答のために無理やりこじつけた理由になっていると言えます。
なぜWAON POINTカードは改悪されたのか?
なぜWAON POINTカードは改悪されたのか?というよりは、イオンカードのヘビーユーザーだった管理人からすると、
イオンがようやく正常な状態に戻してくれた。
その前までは裏切られたと感じていたよ。
イオンでお得になるからイオンカードを作ってください!と言っておきながら、他のクレジットカードを使っても変わらないのなら、まさに騙された、裏切られたと思っても致し方ないことであり、WAON POINTカードはまさにイオンカードユーザーを裏切っていただけでした。
だから別に改悪したのではなく、元通り、イオンカードユーザーが損をしない、馬鹿を見ない状態に戻しただけと言えます。
つまり下記のことを実施しただけです。
- ロイヤリティの優先度を戻した
- マイナポイントで選んでもらうため
ロイヤリティの優先度を戻した・イオンカード会員を優先した
イオンにとってイオンカードや電子マネーWAONを使ってくれている人というのは、それだけイオンにロイヤリティ(忠誠・義理)があることなりますよね。
特にイオンカードであれば、イオンにいろいろな個人情報を差し出していることになりますから。
でもWAON POINTカードは、イオンカードを持っている人よりもお得になる場合もあり、イオンカードを使っていた人から見れば、使うのが馬鹿らしくなるものでした。
だからイオンにロイヤリティを持っている人に対して元の状態に戻しただけです。
例えばWAON POINTカードを持っている人が感謝デーで、WAON POINTカードを提示して、5%OFFになり、支払いを楽天カードでするというようなことが行われていました。
楽天カードは100円で1ポイント貯まるので、200円で2ポイント(イオンの場合)貯まるイオンカードよりもポイントが貯まりやすいです。
例えば税込み2100円の買物をしたとします。
- イオンカード:20ポイント+5%OFF
- WAON POINTカード+楽天カード=10ポイント(WAON POINT)+21ポイント(楽天ポイント)+5%OFF
楽天カードで購入した方がポイント合計で11ポイントもよくなります。
イオンカードよりも楽天カードの方がイオンでお得…
こんなおかしな状態を元に戻しただけと言えます。
マイナポイントで選んでもらうため
WAON POINTカードの制度改定の5ヶ月後に始まったのが政府が決めたマイナポイント事業です。
イオンにしてみれば出来る限りイオンカードや電子マネーWAONをマイナポイントに使って欲しいことがわかりますよね。
でもWAON POINTカードを持っているから、他のクレジットカードや電子マネーで支払えば良いから、わざわざマイナポイントのためにイオンカードや電子マネーWAONを作ることは無い、なんて思われてしまったら、イオンとしてはマイナスであり、大きなダメージとなります。
だからマイナポイントが始まる前にWAON POINTカードを改悪させて、イオンカードや電子マネーWAONを使ってもらおうと考えるのは自然なことではないでしょうか?
マイナポイントの発表は2019年9月3日でした。それから準備をすすめ、2020年2月にWAON POINTカードの変更を発表したと考えれば辻褄があっています。
WAON POINTカード変更のお知らせは2020年2月後半に発表されたと覚えています。
WAON POINTカード制度変更はイオンにとってはプラスだったはず
WAON POINTカードの制度変更時には、さんざん文句を言っている人が大勢いました。
- もうイオンなんか使わない!
- WAON POINTカードなんて、誰も使わなくなる
でも実際にWAON POINTカードの制度変更をした結果、おそらくイオンは続けているよりも良い結果になったと思います。
マイナポイントでイオンカードや電子マネーWAONを選んだ人は約15%と言われています。
もしWAON POINTカードを改定せずに続けていたらもっと減っていたかもしれません。
それに現金主義だった人がマイナポイントで、イオンカードを作ったり電子マネーWAONを作ることになり、イオンにおけるキャッシュレス決済もより促進されたと思われます。
客数が減ったか?といえば新型ウイルスの影響でわかりにくくなっている部分もありますが、単純にWAON POINTカードを改定したから減ったということは無さそうです。
イオンにとって、WAON POINTカードの改定は成功だったと思います。
そもそもイオンなんて使わないと言っている人は、結局イオンを使うんですよ。
本当に使わなくなる人は黙って使わなくなりますから。
WAON POINTカードはまだ見かける
以前ほどではありませんが、WAON POINTカードを使っている人はまだ見かけます。
またWAON POINTカードとしてイオンカードを使っている人もいます。
イオンカードは、WAON POINTカードとしての機能も持っていますから。
現金主義の人はよほどのことが無い限り現金を使い続けるので、結局ポイントがもらえるのなら、そのままWAON POINTカードは使い続けます。
また2023年1月24日からは、ウエルシア薬局の一部でWAON POINTカードの提示で支払い方法関係なくポイントが貯まるようになったので、再びWAON POINTカードを持つ人が増えてくるでしょう。
WAON POINTカードの改定の対応策
既にイオンカードにしたという人、電子マネーWAONにして対策をした人が多いと思います。しかしイオンカードとWAON、どっちがお得なんだろう?と今でも悩んでいる人がいるかもしれませんね。
イオンで一番お得なのは、イオンカードセレクトで電子マネーWAONにオートチャージして電子マネーWAONで支払うことです。
イオンカードセレクトであれば電子マネーWAONへのオートチャージでポイントが貯まりますし、WAONを使えばポイントが貯まりますから、ポイントの2重取りが出来てお得になります。
でも、電子マネーWAONで支払っているのが絶対にお得という訳ではありません。
時にはイオンカードで支払う方がお得になることも。
どっちがお得か気になる方は下記記事を参考にしてください。
以上、WAON POINTカードが改悪された理由についてでした。
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