イオンカードのアクワイアリング(加盟店管理・開拓)・プロセシング(顧客・加盟店管理)を行っていたイオンクレジットサービス株式会社が、イオンフィナンシャルサービスに吸収合併されることが決まったと発表がありました。
時期は2023年上期ということで1年後にはイオンクレジットサービスは無くなっています。
>連結子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ(PDF)
イオンクレジットサービスという名称が消える
現在のイオンクレジットサービス株式会社は、2代目の会社で初代のイオンクレジットサービス株式会社は現在の「イオンフィナンシャルサービス株式会社」のことです。
2013年にイオンクレジットサービス株式会社からイオンフィナンシャルサービス株式会社に社名を変更した上で、新たにイオンクレジットサービス株式会社が設立されました。
ジャスコカードから、イオンカードに至るまでずっとイオンのクレジットカードを使い続けてきた立場からすると、ジャスコ株式会社からイオン株式会社に変更になり、ジャスコ株式会社という社名が消えたほどのインパクトがあります。
吸収合併されるのは2023年上期
ニュースリリースによると合併の要旨は下記のようになっています。
- 合併承認取締役会:2022年10月4日(火)
- 合併契約締結:2022年12月1日(木)
- 合併効力発生:2023年上期
合併効力発生がイオンクレジットサービス株式会社が無くなる日になる訳ですが、2023年上期なので、イオンの上期(決算上期)である2023年3月1日から8月31日までの間となります。
合併の目的
合併の目的はニュースリリースでは下記のように書かれています。
当社グループは、中期経営計画において、「第二の創業:バリューチェーンの革新とネットワークの創造」を基本方針に掲げ、イオングループ各社、外部の提携パートナーを、決済・ポイントをはじめとした金融サービスでつなぐことで、当社グループの金融商品やサービス、顧客基盤の枠に留まらないプラットフォームを創造することを目指しております。
本再編により、グループ横断での経営資源の戦略的活用と更なる意思決定の迅速化を図ることで、上記の取り組みを加速させてまいります。
当社グループは、決済ネットワークの更なる拡張とオンラインとオフラインを融合した金融サービスの提供を通じて、お客さまにとって最も身近なフィナンシャルグループを目指してまいります。
会社が2つ存在すれば、どうしても意思決定の迅速化は難しくなるので、1つにすることで迅速に対応をしていくということでしょう。
以上、イオンクレジットサービスがイオンフィナンシャルサービス株式会社へ吸収合併されるというニュースでした。
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