スーパーのお惣菜って、消費期限が切れた食材を使って作ってるって聞くことがあるけど、イオンでもそうなの?
小さなスーパーマーケットなら賞味期限・消費期限の切れた食材を使ってお惣菜にしているところもあるけど、イオンやイオングループのスーパーは絶対にやってないよ。
スーパーマーケットのお惣菜売場に並ぶ商品は、お魚コーナーやお肉コーナーであまったり賞味期限・消費期限の切れたものを加工・調理して販売しているという話はよく聞くので、イオンもそうなのかな?と思う方もいるでしょう。
イオンのスーパーでは絶対にそういうことはしていません。
もちろん人間のすることなので、気づかずに賞味期限・消費期限切れの材料を使ってしまったことは過去にありますが、基本的にはニュースリリースで公表して返金等の対応をしています。
イオンのお惣菜はお惣菜専用で仕入れている
イオンやマックスバリュ等のイオングループのスーパーマーケットで販売されているコロッケ等の揚げ物やお弁当などのお惣菜は、基本的にはお惣菜専用で仕入れています。
そのため、お魚売場(水産売場)やお肉売場(畜産売場)、野菜売場(農産売場)の商品を持ってきて調理するということは基本的にはありません。
例えば、水産売場で特売のサンマがあったとしても、お惣菜コーナーで販売しているサンマの塩焼きはお惣菜売場用に仕入れたサンマで塩焼きを作っています。
イオンはそれぞれの部署単位で在庫を管理して、売上はいくらなのか、利益はいくらなのか管理を行っています。
そのため、水産売場で仕入れたものをお惣菜コーナーで使うのであれば、在庫を移動させるための手続き・伝票を書いて申請する必要性があります。
これを毎日していたら、もう面倒極まりないんです。
もちろん、稀に発注ミスをしてしまい、必要な食材が無い時・欠品をさせてしまった時には在庫を移動させる手続き・伝票を書いて申請して使うことはありますが、廃棄する食材ではなく普通に販売している食材を使うだけです。
僕の経験だと水産売場で働いていた時にお刺身の薬味・飾り付け用に仕入れた大葉が傷んでいて、農産売場から在庫を移動させて使ったことはあるよ。
またお刺身が売れすぎてツマ(大根の細切り)が切れてしまった時も、農産売場から在庫を移動させてツマを作って使ったこともあるよ。
いずれも新しい普通に販売するものばかりを使ったよ。
ツマは加工された状態で届く
お刺身に添えるツマは、お店の中で加工している訳ではなく、既にツマになったものを仕入れています。
夕方にスーパーに行くと水産売場でツマだけが販売されていることがありますが、これはツマの消費期限がその日に切れる場合に、あまっていたら売ってしまうために行っています。
もし賞味期限の切れたツマを使った場合、店長や商品部にもよりますが、基本的には告知をして、賞味期限切れの商品を販売してしまったと新聞等で社告を出すくらいにはしっかりしています。
大手スーパーなら部門単位での商品部と仕入先がある
イオンに限らず、ある程度会社の規模が大きなスーパーマーケットは上記のように7つの部門に分かれています。
そしてそれぞれの部門単位で商品部があり、仕入先を開拓しています。
商品部にはいろいろな役割がありますが、一般的には新しい仕入先や商品を見つけてお互いに牽制し合う部分もありながら、会社の利益を出すために頑張っています。
中にはどうしても同じ仕入先になってしまうこともありますが、仕入先には部門が違えば納品書も別にして納品してもらうようにしています。
販売している食品の形を変えて販売することはある
ただし同じ部門内であれば商品の形を変えて販売することはあります。
例えば水産売場で販売されているいろいろな魚、午前中の内であれば、おろさない状態(2枚におろしたり3枚におろしたり)で販売もしていますが、午後になってくると加工していないと売れなくなるために、2枚おろしにしたり3枚おろしにしたりして、形を変えて販売することはあります。
それでも売れない場合は、廃棄することになります。
ただ廃棄する時も伝票上の処理が必要なので、面倒なので出来るだけ売り切るようにはしています。
イオンやマックスバリュのお惣菜はまずい?
イオンのお惣菜が安全であることはわかったけど、美味しくない、むしろ不味いと感じている人も多いようです。
ただ味に関しては、人の好みによるので一概には美味しい・不味いは言いにくいです。
ただ傾向としては、下記のように言われています。
- インストアで作るお惣菜・お弁当:比較的美味しい
- 外部で作られたお惣菜・お弁当:地域によりかなりの差がある
インストアとは、イオンの店舗の中で作っているお惣菜・お弁当のことです。昔は確かに美味しくないと感じるものが多かったですが、ここ最近は比較的美味しく感じるものが増えたように思います。
外部で作られたお惣菜・お弁当は、地域によって作っている会社が全く異なるので、地域によってかなりの差があると感じています。
産地偽装だから不味い?
イオンは産地偽装をして販売していると言われることがあります。
これは過去にイオンの取引先が産地偽装をしていたことで、大体的にニュース等で取り上げられたことが起因しています。
あくまでも産地偽装をしたのは、取引先でイオンが産地偽装をした訳ではありません。
もっとも産地偽装したイオンの取引先が、某政治家の後援会のメンバーだったことは…
それはさておき、イオンは安心安全には本当に気を配っているので、イオンそのものが産地偽装を行うことはありません。
確かにどこで作っているのか、どこの生産国の原料を使っているのか?という情報において、法律で表記しなくて良いものは、積極的に発信しない傾向にイオンはあります。そのために産地偽装をしていると言われることはあります。
法律の範囲ではなく、きちんとイオンとしてもっと安心してもらうために、法律で表記しなくても良いものも、表記してくれるとより安心なんですけどね。
イオンでのお惣菜は安全、気軽に買おう!
美味しいとか不味いとかはおいといて
イオンのお惣菜はかなり安全に配慮して作られています。だから安心して買って下さい。
エビフライの衣が凄く大きくてエビが凄く小さいとか、そういうことはありますが、例えば揚げ物の油は何回で交換するとか、細かいルールもあります。
決してイオンのエビフライは衣ばかり大きくて、エビは非常に小さいなんてことを言いたい訳ではなく、食品としては安全ということです。
イオンの海老天は、衣ばかり大きくて、エビは非常に小さいなんてことを言いたいだけではありませんからね、
小さなスーパーマーケットだと廃棄する食材を使ったり、揚げ物の油を何度も使い回すこともありますが、イオンはそんなことはしていません。
以上、イオンのお惣菜は安全だという話でした。
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