イオンのトップバリュって公式サイト見ると4種類になっているけど、どう違うのかな?
公式では4つになっているけど、実際には6つ、流通(販売)されている分を含めると7種類あるんだよ。
イオンのプライベートブランド・ストアブランドであるトップバリュは公式サイトでは4種類になっていますが、実際には6種類で、流通(販売)されている分を含めると7種類あります。
どう違うのか6つのトップバリュと過去に作られていて今も一部販売されている1つの合計7種類について説明します。
トップバリュの種類と色分け
トップバリュの公式サイトを見るとトップバリュは4つあることになっています。
- トップバリュ=ピンク
- トップバリュ グリーンアイ=グリーン
- トップバリュ ベストプライス=黄色
- トップバリュ セレクト=黒色
上記に加えて下記のトップバリュもあります。
- トップバリュ ホームコーディ
- トップバリュ コレクション
また過去にあって今も一部店舗で販売されているトップバリュもあります。
- トップバリュ 共環宣言
合計で7種類のトップバリュがあります。
なお過去にあったトップバリュの種類としては
- トップバリュ プレミアム
- トップバリュ レディミール
- トップバリュ ヘルシーアイ
- ベストブライス by TOPVALU(現在のトップバリュ ベストプライス)
ここでは現在も流通(販売)している下記の7つについて説明します。
- トップバリュ
- トップバリュ グリーンアイ
- トップバリュ ベストプライス
- トップバリュ セレクト
- トップバリュ ホームコーディ
- トップバリュ コレクション
- トップバリュ 共環宣言
トップバリュ(ピンク)は標準的な商品
7種類あるトップバリュの中でもっとも標準的なものです。トップバリュのロゴはピンク色のものです。
コンセプトは「新価値創造ブランド」
みんなにぴったりの商品はたくさんあるけれど、
本当に欲しいのは、自分にぴったりな商品。
でもそれが何なのか、自分でもうまく説明できない…
私はこれが欲しかったんだ!
私のくらしにはこれが足りなかったんだ!って、
私に気づかせてくれる、そんな商品と出会いたい。
公式サイトには上記のように書かれていますが、正直なところ通常のトップバリュはナショナルブランドと価格的にも被ることが多く、お買い得感はそれほど無い商品が多くなっています。
通常価格はナショナルブランド(NB)よりも安いけど、NBの特売価格と同じか、場合によっては高くなる、そんなトップバリュです。
中にはお得なものもありますが、ちょっと見極めが難しくなっています。
トップバリュ Vegetive(ベジティブ)
ピンクのトップバリュシリーズの中に植物由来の素材を基本とした「Vegetive(ベジティブ)」シリーズがあります。
「大豆からつくったから揚げ」「大豆からつくったハンバーグ」「たまごを使わずにつくったマヨネーズタイプ」など。
ただし、商品により動物由来の原料が含まれている場合があると注意書きが書いてあるので、完全に植物のみで作られている訳ではありません。
トップバリュ グリーンアイ(緑)はオーガニック&ナチュラルブランド
トップバリュのロゴがグリーン・緑色のものです。
コンセプトは「オーガニック&ナチュラルブランド」
毎日食べるもの、使うものだから、より安全なものを買いたい。
未来のことを考えたら、もっと自然環境のことに気をつかわないと。
オーガニックとかナチュラル、そんな言葉が最近ついつい気になる。
…もっと手軽に買えればいいのに。
公式サイトには上記のように書かれています。
トップバリュ グリーンアイは更に3つに分類されます。
- トップバリュ グリーンアイ オーガニック
- トップバリュ グリーンアイ ナチュラル
- トップバリュ グリーンアイ フリーフロム
トップバリュ グリーンアイ オーガニック
いわゆるオーガニック認証を得た農産品や、それらの農産品を加工した食品です。
NBに比べれば安いものの、オーガニック認証を受けた商品ということを知らないと割高に感じます。
オーガニック認証を受けた商品としては安いのですが。
トップバリュ グリーンアイ ナチュラル
グリーンアイ オーガニックが農産物に対して、グリーンアイ ナチュラルは畜産物・水産物です。
ノンケミカルな飼育・養殖方法で開発された商品をトップバリュ グリーンアイ ナチュラルとしています。
トップバリュ グリーンアイ フリーフロム
トップバリュ グリーンアイ フリーフロムは合成着色料や合成保存料等の109もの添加物を出来る限り無くす、使わないという方針のもと作られているトップバリュです。
より安心・安全に配慮して作れれている商品です。
ただし品質が良いことを知らないと割高に感じる商品です。
トップバリュ ベストプライス(黄色)は低価格訴求用
トップバリュのロゴが黄色のものです。
コンセプトは「満足品質ブランド」となっています。一般的には低価格路線のトップバリュです。
品質が同じならやっぱり価格が安いほうが一番。
しかもいつでも手ごろな価格で買えれば、言うことなし。・・・いつもの定番商品以上の品質で、いつでも安く買える、
そんな商品はありませんか?
公式サイトには上記のよういn書かれています。
以前は、BESTPRICE by TOPVALUというシリーズでしたが、トップバリュ ベストプライスに変更になっています。
イオンがまだジャスコと言われていた頃からイオンを利用されている方なら覚えているかもしれませんが、元々ベストプライスというのが週間・月間での特価品を表すものでした。
一般的なプライベートブランド・ストアブランドのイメージ(NBより安い商品)で商品展開しているのが、トップバリュ ベストプライスです。
以前は安かろう・悪かろうの代名詞なところがありましたが、かなり改善して非常にお得な商品も多く、おすすめのトップバリュです。
ただ中には大きく期待からハズレたものもあります。
トップバリュ セレクト(黒色)は高価格帯ブランド
トップバリュのロゴが黒色のものです。
コンセプトは「毎日のくらしに最上質の体験を提供するブランド」です。
自分のこだわっているものにはちょっと高くても本物を手に入れたい。
選りすぐられた、本当にいいものを使いたい。
素材や産地、製法にこだわったおいしいものを食べたい。
…もっと身近で買えるようになればいいのに。
公式サイトには上記のように書かれています。
いわゆる良いものを使って丁寧に作った商品なのですが、NBよりも高いこともあり(品質を考えればNBよりは安いのですが)、あまり売れている印象の無い商品が多くなっています。
- ナショナルブランドの同品質のものと比べると安い
- ナショナルブランドの低価格帯のものと比べると高い
でも消費期限切れで値引きされて販売していることが多いトップバリュというイメージを持っている方もいるかもしれませんね。
トップバリュセレクトは、高品質なものを安く買いたい人向けのものです。
トップバリュ ホームコーディ
トップバリュ ホームコーディはいわゆる暮らしの品のトップバリュ商品です。
寝具や調理用品のトップバリュが「トップバリュ ホームコーディ」だと考えてください。
シンプルなデザインはまるで無印良品のよう!と言われてしまっていますが。
イオンとしては4つのトップバリュの内「トップバリュ」の中の1つとして位置づけているようです。
トップバリュ コレクション
トップバリュコレクションは、トップバリュコレクション株式会社が畝井しているSPA(ユニクロ等のように製造から企画、販売まで行うモデル)として展開している衣料品です。
10年以上経過していますが、トップバリュというイメージがついているため、安い衣料品というイメージから脱却しきれずに、あまり好調なイメージがありません。
実際、トップバリュコレクションの洋服って、色落ちがすごくて長持ちしないからもう買わないんじゃないかな。
そうなの?
そうだよ、トップバリュコレクションの黒いパンツ(ズボン)、変な色になってみっともないから捨てたよ
……
少しは品質は改善しているかと思うのですが、まだあまりいいイメージが無いブランドになっています。
トップバリュ 共環宣言
2014年に廃止が決まったトップバリュ 共環宣言は、環境に優しい商品というコンセプトでしたが、NBとの価格差がなくあまり売れない商品でした。
主に文具や管球(照明のランプ)で販売されていました。
ただ売れないだけにまだ残っていて、イオンの文具売場等に行くと今でも販売されています。
トップバリュではないトップバリュ・ミートシェフ
トップバリュではありませんが、イオンのプライベートブランドとして最近流通量が増えているもので「ミートシェフ」というものがあります。
北海道・東北・九州・沖縄ならイオンでも扱っていますいが、それ以外のイオンでは扱っていません。
関東や東海、中四国はマックスバリュやザ・ビッグ、アコレ・パレッテなどで販売されています。
ミートシェフは「トップバリュ ベストプライス」とほぼ同じ扱いで、低価格路線のイオンのプライベートブランドです。
トップバリュの5つのこだわり
トップバリュの種類について説明してきましたが、トップバリュには5つのこだわりというものがあります(イオンは5つの○○というのが好きです)。
- お客さまの声を商品に生かします。
- 安全と環境に配慮した安心な商品をおとどけします。
- 必要な情報をわかりやすく表示します。
- お買い得価格でご提供します。
- お客さまの満足をお約束します。
上記が5つのこだわりですが、あくまでもイオンの目線でのこだわりなのが問題です。
3の「必要な情報をわかりやすく表示します。」ならトップバリュ全品にメーカー名を書けば良いんですけど、していないのはイオン目線でのこだわりに過ぎないんですよね。
食品以外のトップバリュもメーカー教えて!
という声は根強く残っています。
トップバリュはプライベートブランドだけでは無い
ところで、トップバリュはイオンのプライベートブランドと言われますが、厳密には異なります。
イオンとしてもイオンのプライベートブランドと言っていますが、イオンやイトーヨーカドー、ダイエー等の創業者が師と仰ぐ経営コンサルタントに渥美俊一さんという方がいますが、プライベートブランドとストアブランドの違いを明確にわけています。
仕入れられない品、まだ生産されていない品であるにもかかわらず、客の買う立場、使う立場、食べる立場に立って、必要だとして商品開発された品がプライベート・ブランド
一方でストアブランドについては下記のように説明されています。
ナショナルブランド化されたうち、それを客の買う立場、使う立場、食べる立場にあって、品質及び価格を改善したものがストア・ブランド
つまりプライベートブランドは無いけど必要だから作られた商品であり、ストアブランドは既にあるものを改善した商品ということになります。
- プライベートブランド=必要だけど無いから作った商品
- ストアブランド=あるものを改善した商品
トップバリュの中でも普通の牛乳などはただのストアブランドと言えます。
詳しくは下記記事をご覧ください。
以上、イオンのトップバリュ・現行5種類と過去の1種類についてでした。
なおトップバリュの品質・アレルゲンの表示義務のある「特定原材料」などを買物の時に詳しく知りたい!という方は「あれこれナビ」がおすすめです。
コメント