2017年から始まり、2020年・2021年は中止になったものの2022年は3年ぶりに復活した「スーパー総選挙」、イオングループの店舗はベスト10に1つも入っていませんでした。
ただこのスーパー総選挙も茶番じみたところはあるものの、順位はある程度納得出来るものとなっています。
参考:スーパー総選挙の結果発表
オーケーの1位はなるべくしてなっている
2022年のスーパー総選挙の順位は下記の通り
- 1位:オーケー (4,926票)
- 2位:ヤオコー (4,712票)
- 3位:ライフ (2,762票)
- 4位:ロピア (2,320票)
- 5位:ベイシア (975票)
- 6位:サミットストア (777票)
- 7位:オオゼキ (613票)
- 8位:ベルク (541票)
- 9位:ツルヤ (516票)
- 10位:文化堂 (477票)
総選挙中にいろいろなスーパーに行きましたが、一番売場でも投票を呼びかけていたのがオーケーで、次がヤオコーでした。
イオングループの店舗はほとんど呼びかけていません。というか呼びかけを見たことがありません。
だから呼びかけをどれだけ積極的に行っているか?ということである程度の勝敗は決まるので、ある程度茶番地味たところはあるものの、実際にいろいろなスーパーマーケットを回ってみて、この順位になるのは、そうかも…とは思います。
またTBSラジオが主催のため、関東圏に絞られるので、関東以外の地域のスーパーはほぼ投票されません。
オーケーが1位になるのはわかる
個人的にはオーケーの「商談時使用売価」からの大げさな割引表示が大嫌いで、信用出来ないのですが、「オネストカード」は非常に評価出来ますし、徹底した低価格も評価が出来ます。
(商談時使用売価は、公取が取り締まらないのが不思議すぎて…、あれがOKなら、好きな値段で好きな割引率が成立しちゃうと思うんですけどね)
イオンの「ビッグ・エー」「アコレ」「パレッテ」のような中途半端なディスカウントストアを見た後にオーケーに行くと、これがディスカウントだよな…って思うんですよね。
2位のヤオコーにも納得
ヤオコーはディスカウントストアでは無いので、凄く安い訳ではありませんが、安く思える価格や訴求、そして買物をしたくなる売場、本当によく出来たスーパーマーケットだと思います。
何を売りたいのか、どういうものを売り出しているのか明確にわかります。
3位のライフは疑問符も
3位のライフは、ヤオコー同様にわかりやすい売場で評価は出来ますが、高くてあまり買物をしたいと思うところでは無いんですよね。
それでも3位というのは少し驚いています。
イオンが選ばれない理由
イオンって体が大きい、でも地味な優等生なんです。
大きいから多少は目立つけど、何を普段しているのかよくわからない、でも真面目で優等生、そんなイメージがあります。
だからお店にいっても楽しい!ということはないし、何を売りたいのかもよくわからない、そんな店舗が増えています。
ただ優等生なので、上位に入っているスーパーマーケットよりも労働環境は良さそうだな~とは思うものの、風通しが非常に悪そうに感じます。
イオングループの店舗でベスト10に入れるとしたら
2022年のスーパー総選挙では、12位にイオンが入っていました。
2017年のスーパー総選挙の時、イオンは9位でしたが、その時の理由が「スーパーというより、ショッピングモールとしての総合力を評価する人が多かった」と評価されています。
つまりスーパーマーケット「イオン」ではなく「イオンモール」が評価されているに過ぎません。
続いて上位に入っているイオングループのスーパーは16位に「マルエツ」が入っています。
2017年、マルエツは7位でした。2018年は5位、2019年は7位です。
今まではベスト10入りしていたのに、今回はベスト10から出たのは、それだけお客さんの方向を見て営業していないからでしょう。
でも関東、しかも首都圏での投票がメインになるため、イオングループだとマルエツくらいしか入るスーパーが無いんですよね。
イオンももう少し首都圏に、お客さんが気に入ってくれるスーパーマーケットを作って欲しいと思う今日このごろです。
お客さんが気に入ってくれるスーパーが無いから、イオングループの収益性が悪いのだから。
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