イオンカードやイオンのデビットカードで貯まる「ときめきポイント」が廃止になり、WAON POINTに統一されるということが2021年7月7日に発表されました。
これでわかりにくかったイオンのポイントが少し改善されるようになります。
ただし、WAONポイントはまだ継続とのことです。
ときめきポイントがWAON POINTに9月11日から変更
- イオンカードでの支払いで貯まるポイントは「ときめきポイント」
- 電子マネーWAONで貯まるポイントは、WAON POINTとWAONポイント
このうち、イオンカードで貯まる「ときめきポイント」がWAON POINTに2021年9月11日以降、切り替えるとイオンが発表しました。
ときめきポイントは今まで1000ポイント以上からの交換になるため、ポイント有効期限内にポイントが貯まらないとポイントが無駄になるというデメリットがありました。
しかしWAON POINTに切り替わることで、1ポイントから1ポイント1円としてWAON POINT加盟店で使うことが出来たり、電子マネーWAONに交換して使うことが出来るようになります。
これは、今まで1000ポイント貯まるかな?と不安だった人には朗報です。
なお2021年10月25日以降になると、1000ポイント未満のときめきポイントも1ポイントからWAON POINTに交換して使うことが出来ます。
ときめきポイントは、なぜ廃止になったのか?
イオングループは、グループ各社の総合力を結集し、地域に根差した商品・サービス・生活基盤をシームレスに提供する「イオン生活圏」の創造を成長戦略の1つ…
上記のように小難しい言葉を並べてイオン側はときめきポイントの廃止の理由を述べていますが、簡単に言えば、あまりにもイオンのポイントが複雑で、クレームも多く、社内からも改善の要望が上がっていたからでしょう。
社員でもこの3つのポイントの違いを明確に説明出来る人は稀です。
そもそも説明する時に言葉では同じ名称のポイントが2つある時点で何を説明しているのか、わからなくなりますから。
また2021年9月10日までは、ときめきポイント・WAON POINT・WAONポイントという3種類のポイントがありましたが、このことを知らずに使っていて、WAONポイントを無駄にした人もいます。
- ときめきポイント:廃止
- WAON POINT:継続
- WAONポイント:継続
今回のときめきポイント廃止で、3つあったイオンのポイントが2つになって、以前よりは、わかりやすくなりました。
最終的には、2つのポイントも1つにまとめると思います。
WAON POINTの商品交換は引き続き1000ポイントから
ときめきポイントは、1000ポイント以上からでなければ商品交換・ポイント交換出来ないというデメリットがありました。
今回のWAON POINTの変更でポイントそのものは1ポイントから交換可能になりますが、相変わらずWAON POINTを商品交換に使う場合は、1000ポイント単位からとなります。
別に商品交換は1000ポイントからで良いのでは?と思うかもしれませんが、問題点が1つあります。
それは寄付においても1000ポイント単位でしか出来ないことです。
ときめきポイントは慈善団体等への寄付が可能でしたが、1000ポイント単位でしか出来ませんでした。
商品交換は1000ポイント単位で良いとは思うのですが、ポイントは使わないから寄付したい!という方もいると思うので、寄付に関しては1000ポイント単位というのは撤廃した方が良いと思いませんか?
Yahoo!ネット募金は、Tポイントになりますが1ポイントから募金が出来ます。
WAONポイントはまだ継続
電子マネーWAONは、使うところで貯まるポイントが異なります。
- イオングループで使う=WAON POINTが貯まる
- イオングループ以外で使う=WAONポイントが貯まる
今回の変更において小さな文字で下記のようにニュースリリースには書かれています。
WAON POINT未加盟店と一部WAON POINT加盟店で、電子マネーWAONでお支払いの場合は、WAONポイントがたまります。
つまり多くのコンビニや一部のファーストフード(吉野家等)等で電子マネーWAONは使えますが、貯まるポイントは「WAONポイント」であり「WAON POINT」ではありません。
WAON POINTしか貯まらないと思っているとWAONポイントを無駄にしてしまうかもしれないので、電子マネーをイオングループ以外で使うのであればWAONポイントのチェックも忘れずに行ってください。
WAONポイントは1ポイントからWAON POINTに交換が可能です。
イオンカードでオートチャージにして電子マネーWAONを使い、コンビニやファーストフードで使っている方は特に注意が必要です。
一番気をつけて欲しいのは、イオンネットスーパーを使った時です。支払いで玄関先WAONを使うと、貯まるポイントは「WAONポイント」です。
イオンのサービスなのに、WAON POINTではなくWAONポイントが貯まるというような複雑な仕組みになっています。
イオンカードセレクトの方も注意
イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード機能がついているので、イオン銀行を給与振込口座・公共料金の支払口座にしている方もいるでしょう。
その場合、毎月ポイントがもらえたりしますが、貯まるポイントは「WAONポイント」です。
イオンカードセレクトに限り、イオンカードで貯まるのは「WAON POINT」だからと油断していると、WAONポイントが貯まっていることがあるので、注意して下さい。
イオンのポイント統合がまだこれから
今回はあくまでもイオンカードのポイントがWAON POINTになるということであり、イオンの複雑怪奇なポイントの仕組みが完全に解消された訳ではありません。
むしろ言葉ではわかりにくい、書き方でしか判断出来ない「わおん ぽいんと」がまだ2つとも残っている状況であり、これが完全に解消されない限りは、イオンのポイント制度は完全にお客さま視点に立っているとは言えない状況です。
まずはグループ内で解決出来る「ときめきポイント」を「WAON POINT」に変更したことは評価したいと思いますが、対外的な「WAONポイント」がいつ、WAON POINTに統合されるかで、イオンの本気が伝わってくるので、出来るだけ早くWAONポイントもWAON POINTに統合して欲しいと思います。
なおイオンカードや電子マネーWAONとは直接絡まないポイントとしては、イオングループで見ると他にもいっぱいあります。
以上、ときめきポイントがWAON POINTに2021年9月11日から統合されたというお話でした。
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